JAみやざき尾鈴地区本部は、消費者と生産者をつなぐ「架け橋」を目指し、活動しています。

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4月期児湯郡市子牛品評会~3頭が優等賞に選出~ 2024.04.04

 児湯畜連は4月4日、新富町の児湯地域家畜市場で4月期郡市子牛品評会を開きました。児湯郡管内および西都市から選抜された48頭が出品され、厳正な審査の結果、尾鈴から3頭が優等賞に選ばれました。

 全国和牛登録協会宮崎県支部は「体上線の強さなど一部惜しまれる牛も見られたが、体積、肩幅など良好で全体的に質の高い牛が多かった」と講評しました。

 入賞者、地区、子牛の名前、血統および功労者表彰受賞者は次のとおりです。

 ▽優等賞=永友雅彦(川南、すみれ4、福晴茂、美穂国)、長友幸雄(川南、はなまさり、白隆鵬、耕富士)、黒木國義(都農、こう、耕富士、福之姫)

尾鈴肉用繁殖牛部会総会~日本一の素牛生産を目指す~ 2024.03.26、03.28

 3月26・28日でJA尾鈴肉用繁殖牛部会は川南・都農支部それぞれで令和5年度の総会を開き、部会員97名(都農49名・川南48名)とJA関係者らが出席しました。

 川南支部の甲斐栄部会長は「先日、県内初のハラール認証処理施設が操業を始めた。イスラム圏の国々などへの輸出が増え、子牛価格の回復に繋がればと期待している。この部会は部会員数も多く若い後継者も充実している。大変な時期だからこそみんなで知恵を出しながら一丸となって乗り切っていきましょう」とあいさつ。また、都農支部の永山正次朗部会長は「令和5年度の子牛価格は物価高による消費の低迷や飼料の高止まりにより、9年ぶりに60万円を割り込むような厳しい経営状況だった。今年は夢と希望を持てる取引価格になるよう期待し、部会一丸となって乗り越えていきましょう」とあいさつされました。

議事では、令和5年度収支決算や令和6年度事業計画など全議案が承認されました。また、県共進会出品者や品評会の優等賞受賞者、高値販売の上位者など各部門の表彰も行いました。

 終了後には、尾鈴地域農業再生協議会より新規需要米(WCS用稲)の栽培要件について説明があり、現地確認の検査基準の偏りや出穂後の刈取り方法について意見が出されました。

 

尾鈴酪農部会総会~持続可能な酪農を目指す~ 2024.03.19

 3月19日、尾鈴酪農部会は令和5年度の総会を開き、部会員、行政、JA役職員合わせて26名が出席しました。

 酪農情勢は乳価改定があったものの、生産コストの上昇には及んでおらず、生産は依然厳しい状況にあります。

黒木俊勝部会長は「国などの支援が農業に向きにくい厳しい情勢ではあるが、引き続き現状を伝え訴え続けていきたい。基本法の改正案に価格転嫁が盛り込まれていることを期待し、我々は地域に根ざした持続可能な酪農を目指して頑張っていきましょう。」とあいさつされました。

議事では令和5年度収支決算や令和6年度事業計画、規約の一部改正が提案され承認されました。また、乳質改善の成績上位者へ表彰が行われ、5名の生産者が表彰を受けました。

 議事のあと、児湯畜連より、成牛セリ市の治療歴の公表事項の変更や動物医薬品使用に伴う休薬期間の申告についての説明がありました。

 

尾鈴養豚部会総会~地域に愛される養豚経営を目指す~ 2024.3.8

 3月8日、尾鈴農協養豚部会は令和5年度の総会を開き、部会員12人が出席しました。

 柳川勝志部会長は「「先日、農林水産省、JA全農との意見交換会に行かせていただいた。活発な意見交換の中にも現場との温度差を強く感じるところがあり、要請活動を続けていくことが大事だと感じた。JA全農ミートフーズ、東京食肉市場のセリも見学するこができたので、学んだことを皆さんに伝えながら、部会活動にも活かしてきたい。」とあいさつされました。

議事では令和5年度収支決算や令和6年度事業計画のほか、県域JAの設立に伴う規約の変更が承認されました。

 令和6年度は「農場防疫の遵守と生産原価低減運動に取り組み所得向上を図ろう!!」をスローガンに、宮崎ブランドポークの銘柄販売と消費拡大や飼養衛生管理基準の遵守と地域一体となった農場防疫、エコフィード飼料及び低価格飼料の普及による生産コスト低減に取り組むことを確認しました。

3月期児湯郡市子牛品評会~2頭が優等賞に選出~ 2024.3.5

 児湯畜連は3月5日、新富町の児湯地域家畜市場で2月期郡市子牛品評会を開きました。児湯郡管内および西都市から選抜された37頭が出品され、厳正な審査の結果、尾鈴から2頭が優等賞に選ばれました。

 全国和牛登録協会宮崎県支部は「全体的に発育良好で体の伸びや腹容、腰幅に富んだ牛が多く見られた」と講評しました。

 入賞者、地区、子牛の名前、血統および功労者表彰受賞者は次のとおりです。

 ▽優等賞=新藤隆宏(川南、らん、羅旺45、秀菊安)、永友雅彦(川南、はね3、羅旺45、耕富士)

令和5年度郡市子牛品評会優良牛功労者表彰 2024.3.5

 令和5年2月から令和6年1月までの品評会で、優等賞を3頭以上獲得した生産者に贈られる「年間優秀賞」と70歳以上の優等賞主席獲得者へ贈られる「永年功労者賞」を尾鈴の生産者6名が受賞しました。

 受賞した永友雅彦さんは「年間優秀賞をとれて素直に嬉しい。今年は県共もあるので、その励みにもなる」と笑顔で話されました。

 受賞者、地区、優等賞獲得頭数については次のとおりです。

 ▽年間優秀賞=永友雅彦(川南、8頭)、松岡講二(川南、4頭)、新藤隆宏(川南、3頭)、青木真一(都農、3頭)

 ▽永年功労者賞=黒木秀治(都農)、松岡講平(川南)

肥育牛部会総会~牛肉で笑顔にを目標~ 2024.3.1

 3月1日、JA尾鈴肥育牛部会は第49回の総会を開き、部会員12名が出席しました。

 岩崎勝也部会長は「飼料のみならず資材全般の価格が高止まりしていることで、一頭あたり70万円の経費がかかる非常に厳しい状況が続いている。インバウンド効果は好調ではあるが、国内消費は物価高により伸び悩んでいる。それでも牛肉の生産を続けていくことは我々の使命であり、食卓においしい牛肉を届けて消費者の方を笑顔にしていきたい」とあいさつされました。

 議事では令和5年度収支決算や令和6年度事業計画のほか、県域JAの設立に伴う規約の変更が承認されました。

 また、九州枝肉共励会での優績者やBMS(脂肪交種評価)平均値、枝重量の上位者に対して部会から表彰を行いました。

 議事のあと児湯畜連より和牛子牛セリ市の病歴公表牛に対する対応が変わるとして変更点などの説明がありました。

毎月15日は尾鈴産宮崎牛の販売を行うことや、飼育衛生管理の徹底についても確認を行いました。

畜魂祭~家畜に感謝を~ 2024.2.6

 2月6日、児湯畜連は新富町の児湯地域家畜市場で畜魂祭を行い、西都・児湯管内の畜産農家やJA・行政関係者ら約90名が出席しました。

 同祭は食肉として命をいただいた家畜への感謝を込めて例年開かれています。同市場内の畜魂碑前で神事を行い、出席者が玉串をささげるなどして家畜の御霊を慰めました。

 児湯畜連の本多久巳典会長は「出荷できた牛だけでなく、出荷に至らなかった牛にも感謝したい。しっかりとした経営を行い、御霊に応えることが大切」と話されました。

2月期児湯郡市子牛品評会~2頭が優等賞に選出~ 2024.2.6

 児湯畜連は2月6日、新富町の児湯地域家畜市場で2月期郡市子牛品評会を開きました。児湯郡管内および西都市から選抜された47頭が出品され、厳正な審査の結果、尾鈴から2頭が優等賞に選ばれました。

 全国和牛登録協会宮崎県支部は「全体的に発育良好で体の伸びや骨あじに富んだ牛が多く見られた」と講評しました。

 入賞者、地区、子牛の名前、血統は次のとおりです。

 ▽優等賞=平塚敏幸(川南、いずみ7の1、二刀流、耕富士)、新藤隆宏(川南、ようこ、耕富士、百合茂)

1月期児湯郡市子牛品評会~3頭が優等賞に選出~ 2023.12.27

 児湯畜連は12月27日、新富町の児湯地域家畜市場で1月期郡市子牛品評会を開きました。児湯郡管内および西都市から選抜された43頭が出品され、厳正な審査の結果、尾鈴から3頭が優等賞に選ばれました。

 全国和牛登録協会宮崎県支部は「全体的に発育良好で体の長さ、幅や体積が豊かな牛が多く見られた。手入れも行き届いており、子牛らしい部分も多く素晴らしかった」と講評しました。

 入賞者、地区、子牛の名前、血統は次のとおりです。

 ▽優等賞=青木真一(都農、しず56、桃白鵬、忠富士)、甲斐栄(川南、第5さくら3の2、福晴茂、耕富士)、永友雅彦(川南、ひなた1、耕富士、秀百合久)

12月期児湯郡市子牛品評会~松岡講平さん初のGチャンピオン~ 2023.12.4

 児湯畜連は12月4日、新富町の児湯地域家畜市場で12月期郡市子牛品評会を開きました。児湯郡管内および西都市から選抜された37頭が出品され、厳正な審査の結果、川南町・清水の松岡講平さんの子牛「あつひめ8」がグランドチャンピオンに輝きました。

 血統は、父「耕富士」、母の父「百合茂」、母の祖父「安福久」で、2023年1月31日生まれ。

 全国和牛登録協会宮崎県支部は「全体的に発育良好で、体積や尻幅、骨の締まりなど良かった。中でもGチャンピオン牛は腰幅や体の伸びが秀でており、品位が良かった」と高く評価しました。

 初のGチャンピオンに松岡さんは「経営移譲しており、飼育は息子に任せていた。生まれた頃から良かったが、愛情を持って日々飼育したおかげでGCをとれた。今後の息子の頑張りを陰から応援していきたい」と笑顔で話しました。

 その他の入賞者、地区、子牛の名前、血統は次のとおりです。

 ▽優等賞=青木真一(都農、しずよ4、幸之照、美穂国)、永友雅彦(川南、みつひろ2、耕富士、美津照重)、松岡講二(川南、あかし6、鈴之助、秀菊安)、河野貞行(都農、まりこ5、福晴茂、安福久)

11月期児湯郡市子牛品評会~永友雅彦さんGチャンピオン~ 2023.11.07

 児湯畜連は11月7日、新富町の児湯地域家畜市場で11月期郡市子牛品評会を開き、西都・児湯管内から31頭が出品されました。厳正な審査の結果、川南町・野田の永友雅彦さんの子牛「さいごう21」がグランドチャンピオンに輝きました。

 血統は、父「白隆鵬」、母の父「満天白清」、母の祖父「華春福」で、2023年1月20日生まれ。

 全国和牛登録協会宮崎県支部は「全体的に発育良好で、体の伸びや腹容、骨の締まりなども良かった。中でもGチャンピオン牛は体積や輪郭の鮮明さに秀でていた」と高く評価しました。

 永友さんは「家族の協力もあって、育てる中で良くなった。同じ町の後輩の頑張る姿も良い刺激になった。同業者間でこれからも高め合い、良い牛を育てていきたい」と笑顔で話されました。

命に感謝を忘れず~JA尾鈴畜魂祭~ 2023.10.26

 JA尾鈴は10月26日、川南町中央検査場で「JA尾鈴畜魂祭」を開催しました。本多久巳典組合長、東高士川南町長、坂田広亮都農町長をはじめ、畜産関係者や、行政の関係者ら46名が出席しました。

 同祭は例年食肉として命を頂いた牛や豚などへの感謝を込めて11月に行っています。

 同町内にある平田神社の永友宮司により神事が行われ、関係団体の代表者らが玉串を捧げました。

保育園へ宮崎牛を贈る~宮崎牛の美味しさを知って欲しい~ 2023.10.19

 10月19日、都農町・藤見地区の和牛繁殖農家・黒木敬太さん、ゆうみさん夫妻が「宮崎牛を食べてもらい、美味しさを知って欲しい」と、同町の一の宮保育園へ宮崎牛ミンチ4kgを贈りました。

 園では「食育の日」として、給食で「宮崎牛100%ハンバーグ」を1~6歳児の園児と職員80人に提供しました。園児達から「柔らかくて美味しい!また食べたい!」と大好評でした。

 黒木さんは「小さい子どもたちにも美味しく食べてもらえて嬉しい。今後も宮崎牛を広く消費していただけるよう、このような取り組みを続けたい」と話されました。

 後日、園児達から感謝の言葉とともに食事中の写真や園児達の塗り絵が張られたポスターが贈られました。

10月期児湯郡市子牛品評会~新藤隆宏さんGチャンピオン~ 2023.10.02

 児湯畜連は10月2日、新富町の児湯地域家畜市場で10月期郡市子牛品評会を開きました。西都・児湯管内から選抜された28頭が出品され、厳正な審査の結果、川南町・松原四の新藤隆宏さんの子牛「ひさこ4」がグランドチャンピオンに輝きました。

 血統は、父「耕富士」、母の父「秀正実」、母の祖父「安福久」で、2022年11月18日生まれ。

 全国和牛登録協会宮崎県支部は「全体的に発育良好で体積や幅、体上線の良さ、輪郭の鮮明さなどに秀でていた。その中でも、グランドチャンピオン牛は特に優れていた」と高く評価されました。

 新藤さんのGC獲得は先月に引き続き、二度目。「優等賞に入ればと出品したがGCになるとは。このままの流れで良い牛を出品していきたい」と笑顔で話されました。

 その他の入賞者、地区、子牛の名前、血統は次のとおり。

 ▽優等賞=永友雅彦(川南、ぼたん1、白隆鵬、耕富士)、新藤隆宏(川南、あゆみ、羅旺45、耕富士)

9月期児湯郡市子牛品評会~新藤隆宏さん初のGチャンピオン~ 2023.09.04

 児湯畜連は9月4日、新富町の児湯地域家畜市場で9月期郡市子牛品評会を開き、西都・児湯管内から40頭が出品されました。

 厳正な審査の結果、川南町・松原四の新藤隆宏さんの子牛「まゆ5」がグランドチャンピオンに輝きました。

 血統は、父「二刀流」、母の父「百合茂」、母の祖父「福之国」で、2022年10月20日生まれ。

 全国和牛登録協会宮崎県支部は「全体的に発育良好で尻幅、骨あじ、毛質などが優れていた。中でもGC牛は体上線の鮮明さや骨の締まり、体積などに秀でていた」と高く評価しました。

 初のGチャンピオンに、新藤さんは「3年かかってようやく取れた。なかなか届くところではないのでとても嬉しい。牛自身の能力が優れていた事や両親の協力もあり獲得できた。今後も品評会で上位を狙っていきたい」と笑顔で話されました。

 その他の入賞者、地区、子牛の名前、血統は次のとおりです。

 ▽優等賞=松岡講平(川南、まっちゃん7、耕富士、美穂国)、甲斐文美(川南、みつき、二刀流、茂勝朗)、河野健一(都農、かな3、二刀流、耕富士)

九州管内系統和牛枝肉共励会~県代表が団体賞を受賞~ 2023.08.28

 第47回九州管内系統和牛枝肉共励会が8月28日から9月2日までの6日間、福岡県で開催され、宮崎県が11年ぶりに団体優秀賞を受賞しました。

 宮崎県は15頭を出品しており、うち1頭を都農町・上瓜生地区の黒木誠さんが出品しました。成績は全頭の等級がA-5、脂肪交雑基準(BMS)ナンバー12で過去最高の成績となりました。

 黒木さんの出品牛の血統は父「満天白清」、母の父「勝平正」、母の祖父「福之国」。枝肉重量が566.4㌔、ロース芯面積112平方㌢、バラ厚9.5㌢、皮下脂肪1.9㌢、歩留まり基準81.6%でした。

 また、個人の部ではJA児湯からの出品牛が金賞を受賞しており、宮崎県の個人・団体でのW受賞は19年ぶりとなりました。

宮崎県共進会~児湯郡代表牛出揃う~ 2023.8.4

児湯畜連は8月4日、新富町の児湯地域家畜市場で第64回宮崎県畜産共進会「肉用種種牛の部」児湯郡代表牛決定品評会を開き、西都・児湯管内から20頭が出品されました。

厳正な審査の結果、第1類(生後12ヶ月以上17ヶ月未満)から4頭、第2類(生後17ヶ月以上22ヶ月未満)から3頭、第3類(生後12ヶ月以上22ヶ月未満)から3頭の合計10頭が児湯郡代表牛として選出。尾鈴管内からは、1類に2頭、3類では1頭が選ばれました。3類は父牛を「二刀流」に特定し3頭セット(団体)で出品されます。

全国和牛登録協会宮崎県支部は「代表牛は発育良好で、体積や体の深み・伸びなど非常に優れていた。一方でブラッシングによる皮膚の改善や削蹄で足にかかる体重を均等にするなど課題もある。今後は、猛暑を乗り越え、技術員と連携して、本番に向けて良い牛に仕上げてほしい」と講評されました。

 二度目の県共挑戦となる永友雅彦さんは「嬉しい反面、課題の改善もある。一度目で得た経験を活かし、県共に臨みたい。忙しくなるが、関係者や家族のサポートを受けながら一つでも上を目指す」と意気込みを話されました。

 

管内の代表者、地区、子牛の名前、血統は次のとおりです。

 ▽第1類=永友雅彦(川南、すず32、耕富士、秀百合久)、松岡講二(川南、あけみ33の3、耕富士、美穂国)

▽第3類=長友良昭(都農、まさき7、二刀流、忠富士)

令和5年度枝肉共励会~黒木雄太さんに栄冠~ 2023.8.3

 JA尾鈴畜産部は8月3日、(株)ミヤチク都農工場で管内の肥育技術向上のため「令和5年度JA尾鈴牛枝肉共励会」開催しました。

 黒毛和種の部では、24頭の肥育牛が出品され、黒木雄太さん(都農)の出品牛が最優秀賞に輝きました。

 また、交雑種の部では5頭が出品され、(有)吉松畜産(川南)が優秀賞に輝きました。

 その他の入賞者は次の通りです。

 

♢黒毛和種の部▽優秀賞=黒木誠(都農)▽優良賞1席=吉川秀人(都農)▽優良賞2席=黒木生子(都農)

7月期児湯郡市子牛品評会~黒木國義さんGチャンピオン~ 2023.07.04

 児湯畜連は7月4日、新富町の児湯地域家畜市場で7月期郡市子牛品評会を開きました。西都・児湯管内から選抜された36頭が出品され、厳正な審査の結果、都農町・舟川の黒木國義さんの子牛「みつろう」が初のグランドチャンピオンに輝きました。

 血統は、父「和美安」、母の父「満天白清」、母の祖父「耕富士」で、2022年9月11日生まれ。

 全国和牛登録協会宮崎県支部は「一部、過大な牛も見られたが、全体的に発育良好。体の伸びや腹容、尻幅など優れていた。Gチャンピオン牛は前・中部のバランスがとれており、体上線と輪郭の鮮明さ、骨あじなどが特に秀でていた」と高く評価しました。

 初のGチャンピオンに黒木さんは「いつかGチャンピオンを取りたいと思っていたが、今回意外にも取れて嬉しい。普段から牛舎の掃除などを行ってくれる妻にも感謝している。今後、児湯の畜産市場が1番になるよう盛り上げていきたい」と笑顔を見せました。

 尾鈴の入賞者、地区、子牛の名前、血統は次のとおりです。

 ▽優等賞=杉尾貞雄(川南、みほ、二刀流、美穂国)、松岡講二(川南、ねずこ1、耕富士、百合白清2)、河野今朝己(都農、まいこ、二刀流、耕富士)、永友雅彦(川南、はね21、羅旺45、耕富士)

尾鈴肉用繁殖牛部会~養いやすく肉質の良い宮崎牛を目指して~ 2023.06.29、30

 尾鈴肉用繁殖牛部会は6月に全体研修会を開き、29日は都農支部で54名、30日は川南支部で57名が参加しました。

都農支部では永山正次朗部会長が「まだまだ子牛価格の低迷が続いている。厳しい経営状況を強いられるが、乗り越えられるよう頑張りましょう」、川南支部では甲斐栄部会長が「暑い日が続くが畜舎の環境管理を徹底してほしい。今回の研修を参考に種雄牛を選ぶ判断ができるよう有意義な研修になれば良い」とあいさつされました。

宮崎県家畜改良事業団の辻井辰弥補佐を講師に招き、「新規種牛における枝肉成績と子牛の発育母牛の繁殖成績について」と題し研修を行いました。

新規種雄牛は「英白清」、「大藤領」、羅王45」、「和義福」の4頭について、改良期待点や交配注意点など細かく数値化したものが資料提供され、それぞれの特徴を学びました。

種雄牛別の繁殖雌牛頭数の推移と予測では、耕富士が今後もっとも多く、二刀流・白隆鵬・桃白鵬などが増加傾向、美穂国・忠富士などは減少傾向にあると予測されました。また、子牛の発育、分娩間隔に及ぼす要因をまとめた結果についても説明があり、種雄牛の選択は、脂質や脂肪量の改良も目指し、養いやすい牛を選ぶことで生産性を高めていくことも大事と指導されました。研修後には、家畜防疫マニュアルを確認し、改めて防疫の徹底を共有しました。

6月期児湯郡市子牛品評会~永友雅彦さんGチャンピオン~ 2023.06.05

 6月5日、児湯畜連は児湯地域家畜市場で6月期郡市子牛品評会を開催しました。児湯郡管内および西都市から選抜された43頭が出品され、厳正な審査の結果、川南町・野田の永友雅彦さんの子牛「すず32」がグランドチャンピオンに輝きました。

 血統は、父「耕富士」、母の父「秀百合久」、母の祖父「日向国」で、2022年7月7日生まれ。

 全国和牛登録協会宮崎県支部は「全体的に発育は非常に良好。腹容や輪郭の鮮明さなどに富んでいた。グランドチャンピオン牛は体の大きさ・長さと品位が良く、体と足の釣り合いも秀でていた」と高く評価しました。

昨年12月ぶりのグランドチャンピオンに、永友さんは「肩のしまりを良くするために、餌箱を高くするなどした。体下線がきれいで今後の生育も楽しみ。日頃から細かな手入れをしてくれる家族にも非常に感謝している」と話されました。

 その他の入賞者、地区、子牛の名前、血統は次のとおりです。

 ▽優等賞=永友雅彦(川南、てるこ、白隆鵬、百合茂)、黒木隆幸(都農、ちえ、勝美利、秀百合久)、森田佑望(川南、すみれ26、白隆鵬、勝平正)

口蹄疫慰霊行事~13年に献花を捧げる~ 2023.04.20

 4月20日、都農町で口蹄疫慰霊行事が行われ、都農町長をはじめ畜産農家・JA関係者など12名が参列しました。

宮崎県内で2010年に都農町で1例目の口蹄疫が確認されてから今日で13年が経過します。

 家畜の神様を祀る同町の牧神社には、犠牲になった家畜の慰霊碑が建てられており、集まった参加者は、黙祷を捧げたのち、ひとりひとり献花を行いました。

13年前に発生した口蹄疫では、尾鈴管内で牛1万8889頭、豚17万1937頭が感染の拡大を防止するために犠牲になりました。

河野正和町長は「今後、コロナの終息により国際間の往来が激しくなることで、これまで以上に家畜伝染病のリスクが高まることが予想されます。

畜産振興の基本は防疫と心得て、二度と悲しいことが起こらないよう皆さんと力を合わせて、防疫作業の徹底と、畜産振興を図っていきたい」と述べられました。

また生産者を代表して出席された尾鈴肉用繁殖牛部会の永山正次朗部会長は「飼料高騰・子牛価格の低迷など依然厳しい状況が続いているが、コロナ後のインバウンド効果で少しでも畜産情勢が回復してくることを期待している。他の病気を予防する為にも、今後も防疫体制の強化を図っていきたい」と話されました。

4月期児湯郡市子牛品評会~松岡講二さんGチャンピオン~ 2023.04.06

 4月6日、郡市子牛品評会が、児湯郡管内および西都市から出品された39頭を迎え、児湯畜連にて開催されました。厳正な審査の結果、川南町清水の松岡講二さんの子牛「あけみ33の3」がグランドチャンピオンに輝きました。

 血統は、父「耕富士」、母の父「美穂国」、母の祖父「百合茂」で、2022年6月16日生まれ。

 全国和牛登録協会宮崎県支部は「全体的に尻幅、体積、体の品位など良好だった。グランドチャンピオン牛は腹容、体上線の美しさ、輪郭の鮮明さなど他の牛と比べ特に優れていた」と高く評価しました。

 昨年9月ぶり、2度目のグランドチャンピオンに、松岡さんは「受賞すると思わず、驚いている。給餌時間と量を意識し、家族一丸となって育てたからこそ受賞出来た」と話しました。

 尾鈴の入賞者、地区、子牛の名前、血統は次のとおりです。

 

 ▽グランドチャンピオン=松岡講二(川南、あけみ33の3、耕富士、美穂国、百合茂)

 ▽優等賞=(有)ビッグファーム(都農、ふく61の1、羅旺45、百合茂)、(有)ビッグファーム(都農、かみ685の1、福晴茂、諒太郞)、永友雅彦(川南、しげひさただ、百合茂、安福久)

尾鈴肉用繁殖牛部会 総会 2023.03.29、30

 3月29・30日で尾鈴肉用繁殖牛部会は都農・川南支部それぞれで令和4年度の総会を開き、部会員98人(都農51名・川南47名)とJA関係者らが出席しました。都農支部の永山部会長は「コロナ後のインバウンド効果で、牛肉の消費が伸び、価格も上がってくることを期待している。我々の使命は、確実に1年1産を成し遂げ、肥育農家が好む腹の丈夫な牛を仕上げ出荷すること。部会一丸となり知恵を出し合い、この苦しい状況を乗り切りましょう」とあいさつ。また、川南支部の甲斐部会長は「農業共済組合・行政・JAの協力によりBLV(牛伝染性リンパ腫)清浄化の取組が認められ宮崎日日新聞農業技術賞を受賞することかできた。この取組が宮崎県から全国へ広がることを期待する。」とあいさつされました。

議事では、令和4年度収支決算や令和5年度事業計画など全議案が承認されました。

 また、令和5年度の部会方針として、疾病フリー地域の継続と計画的な母牛更新を図り、部会員所得向上に向けた事業展開に取り組むこと、生産者一丸となり日本一の肉用牛素牛を生産することを確認しました。

終了後には、子牛品評会の優等賞受賞者や高値販売の上位者など各部門の表彰も行いました。

尾鈴養豚部会総会を開催 2023.03.17

 3月17日に尾鈴養豚部会は令和4年度の総会を開き、部会員18人とJA関係者らが出席しました。

小野部会長は「昨年からすると為替がある程度落ち着き、販売相場もこの時期では好調。資材高騰による価格転嫁の現れではないかと期待している。主要穀物の相場も下げ傾向にあり、少しずつ平常に戻っていく希望を持って、これまで部会活動が満足にできなかった分、皆で力を合わせ厳しい状況を乗り切りましょう」とあいさつされました。

議事では、令和4年度収支決算や令和5年度事業計画など全議案が承認されました。

 また、令和5年度の部会方針として、「農場防疫の遵守と生産原価低減運動に取り組み所得向上を図ろう!」を掲げ、エコフィードなどの低価格飼料による生産コスト低減や地域一体となった農場防疫・農場環境美化に努めること。宮崎ブランドポークの消費拡大に取り組むことなどを確認しました。

JA尾鈴では、部会員20人で肉豚78、560頭、販売金額29億3千万円の出荷を目指します。

尾鈴肥育牛部会総会を開催 2023.03.15

 肥育牛部会は3月15日に第48回総会を開き、部会員・関係機関等合わせ25名が出席しました。

岩崎勝也部会長は「円安・ウクライナ情勢や飼料価格高騰に対し、国やJAからの支援を受け、非常にありがたく感じている。昨年は、全共の宮崎県4連覇もあり、Aコープ店舗での尾鈴産宮崎牛の販売が好調。今後も牛肉の消費は伸びてくると期待している。部会としてもまだまだ和牛の生産を増やしていけるよう頑張りましょう」とあいさつされました。

議事では、令和4年度事業報告並びに収支決算、令和5年度事業計画案並びに収支予算案が承認され、堆肥の有効活用の検討や、町のバイオマス構想についても意見が出されました。

また、BMS(脂肪交種評価)平均や枝重量の高い部会員5名の表彰も行われました。

毎月15日は尾鈴産宮崎牛の販売を行うことや、飼育衛生管理の徹底についても確認をしました。

宮崎県農業協同組合      尾鈴地区本部

〒889-1301
宮崎県児湯郡川南町大字川南13658-1
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