JAみやざき尾鈴地区本部は、消費者と生産者をつなぐ「架け橋」を目指し、活動しています。

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ズッキーニ研究会~最盛期に入り目揃え会~ 2024.04.02

 4月2日、ズッキーニ研究会は、全員が出荷体制に入ったことを踏まえ、目揃え会を開き生産者10名が参加しました。

 杉尾新一会長は「シーズンを通して品質の格差が見られるため、特に出始めと終盤は病気やしみなどに注意してほしい。今日は品種別に品物を準備したので勉強して今後の生産に役立ててほしい」とあいさつされました。

この日は出荷された品種の異なるA品とB品を並べ、生産者は傷の有無や度合い、色づきなどによって分けられる階級などを細かく確認しました。

JA検査員からは、出荷時には階級ごとにまとめて搬入してほしいことや、階級の判断ができない場合は表示せず検査員に選別調整を任せてほしいなど注意点の説明がありました。また、JA指導員からは、これから雨が続く予報のため、尻腐れの予防防除に努めてほしいとの呼びかけがあり、(株)ジェイエイフーズ向けの受入規格についても紹介がありました。

出荷は6月上旬頃まで続き、会員14名が2.5haを作付けし、約110tの出荷量を目指します。

 

ぶどう部会巨峰群専門部~かすり症減少へ栽培講習会~ 2024.03.28

 ぶどう部会巨峰群専門部は3月28日、都農町岩山地区の河野智之さんの圃場で栽培講習会を開き、部会員ら28名が参加ました。

 農薬処理による無種子化を行う前に、生育状況や専門部員から要望の多かったかすり症の対策について確認。河野大輔専門部長は「様々な要因があってかすり症が出る。それぞれの対策をしっかり学んで活かして欲しい」と話されました。

 普及センターの坂本龍音技師が発生メカニズムや発生時期、作型・樹齢などによる発生状況とそれらへの対策について説明し「一つの要因を除いても成果が現れないこともある。根気強く一つ一つの要因を除いていくことが大切」と話しました。また、農薬処理のタイミングや専門部員が行っている栽培管理の試験内容などについて説明が行われました。

 同専門部では今年度22名が1.5haを栽培していきます。

 

 

春南瓜部会現地検討会~生育は順調~ 2024.03.15

 春南瓜部会では、定植後の3月と4月に現地検討会を行っており3月15日に1回目を開きました。この日は、川南・都農支部にわかれ、部会員11名と普及センター・JA指導員らで8か所の圃場を周り、定植後の活着状況と管理について確認を行いました。定植時からは気温も高く雨も多かったが、どの圃場も本葉が伸び生育は順調。

 JA指導員からは「定植後から活着までは、蒸し込み気味で管理し、活着後はトンネル内の十分な換気で、徒長しない丈夫な樹づくりに努めてほしい。交配からの3週間程度が実の肥大期として大事な時期になるため、肥料不足、水分不足、病気等には注意してほしい」と指導がありました

またJA販売課担当からは「現在の販売情勢は沖縄産・外国産の生産量・価格は例年通りで推移しており、尾鈴産は昨年6月の端境期に品物が切れることがあったため、安定的に出荷できるよう市場から要望があった」と販売情勢を報告しました。

 JA尾鈴では、独自ブランド洋種南瓜「鈴マロン」として県連の商品ブランド産地認定も取得しており、5月中旬には初出荷が始まり、6月に出荷のピークを迎えます。同部会では、部会員40名が20haを作付けし、320tの出荷を目指します。

 

露地胡瓜部会総会~品質向上を目指す~ 2024.03.13

 3月13日、露地胡瓜部会は令和5年度総会を開き、部会員、行政、JA役職員合わせて28名が出席しました。

議事では5年度収支決算や6年度事業計画、支部の統合についてなどが提案され承認されました。

 税田栄作部会長は「県域JAとなることで生産量全国一位の産地になり、販売も有利になると思う。部会として数年先を見据え、若い部会員を増やし、勉強会など通じて生産量増加に繋げていきたい」とあいさつされました。

 5年度の出荷量は、天候不順や高温障害の影響で安定しませんでした。販売金額は、全国的に出荷量が増えきらず価格を維持しながらの販売となりました。

 6年度は黄化えそ(MYSV)対策講習会や目揃え会、土壌分析による適正施肥の実施などで品質向上を図ることを確認しました。

ぶどう部会巨峰群専門部~収量増加に向け勉強会~ 2024.2.27

 ぶどう部会巨峰群専門部は2月27日、中央事業所で勉強会を開き、専門部員、JA担当職員、メーカーら19名が参加しました。

 今年度の収量増加に向けて、株式会社ファイトクロームの河合博さんが講師を務め、植物に対するアミノ酸の効用やBS(バイオスティミュラント)について説明を行いました。河合さんはBSについて「植物も五感を持っており、さまざまな刺激を与えることで抵抗力を持てる」と話し、BS資材やその実用例などを紹介しました。

河野大輔専門部長は「暖冬で例年より芽のバラつきが激しい。専門部として経験が浅く手探りだが、今回の勉強会を活かし、部員同士で協力して対策を行っていきたい」と話しました。

農産物鑑定会表彰~JA尾鈴農産物検査員が最優秀賞を受賞~ 2024.02.21

 宮崎県JA農産物検査協議会は2月21日、令和5年度宮崎県JA農産物鑑定会をJA宮崎経済連茶流通センターで行いました。

 県内から26名の農産物検査員が参加し、水稲うるち玄米35点、水稲もち玄米5点を鑑定し、腕を競いました。

 施設運営管理課・河野直樹さんが満天を獲得し、最優秀賞を受賞しました。

 この鑑定会は農産物検査員の技術向上を図り、JAグループ宮崎の検査米に対する取引先卸からの評価と信頼を高めること、更には鑑定会を通して検査員の士気を高めることを目的としています。

 最優秀賞を受賞した河野さんは「最優秀賞という結果は素直に嬉しい。今後も適正かつ公正な検査に努めていく」と話しました。また、河野さんを含む上位2名は、来年3月に実施される全国鑑定会へ宮崎県代表として参加します。

 

花き部会菊専門部~冬ギクの彼岸出荷へ向け現地検討会~ 2024.2.21

 花き部会菊専門部は、2月21日に都農町内の圃場2カ所で現地検討会を開き、生産者とJA担当者5名が参加しました。冬ギクの彼岸時期の出荷へ向けて生育状況や栽培管理などを確認。 

 河野正輝専門部長は「生育は順調だが温度管理・病害虫防除をしっかり行い、質の良い花を出荷していこう」と呼びかけました。

 専門部では5名の生産者が約319㌃で栽培。11~4月は「神馬」「光玉」「美吉野」などの冬菊、5~10月は「秀伯」「精の零」「精の蛍」「精の陽向」などの夏菊と、1年を通して出荷しています。

 彼岸時期は冬菊が、主に広島や福岡へと出荷されます。生育は順調で安定した出荷が見込まれます。

キャンベル専門部~本格作業に向けて全体会~ 2024.2.20

 ぶどう部会キャンベル専門部はは2月20日、全体会を開き、部員14名が参加しました。

 この日は今作の栽培暦と農薬使用台帳について確認を行いました。

黒木崇広部長は「現在は休眠期にあるが4月からいよいよ作業が本格化していく。この会で管理作業の流れをしっかり確認し、適切な防除に努めてほしい」とあいさつされました。

JA指導員から栽培暦について一連の説明があり、今後失効になる農薬やRACコード(作用機構分類)の留意点も紹介がありました。

部員からは、代替えで使える剤や効き目の弱い農薬について意見が出され、専門部全体で情報を提供し合うなど解決に向け協議を行いました。

農薬使用台帳は、正確に記入することで生産者意識の向上を図り、散布の回数や量なども指標に合わせて改善に努めていくことを確認しました。

また、合併に伴う三角袋の在庫融通の方法や、北海道向けの青果販売についても検討を行いました。

茶部会が総会を開催~新部会長に山崎さん選任~ 2024.2.20

 2月20日、茶部会は令和5年度の総会を開き、部会員、関係機関等合わせて26名が出席しました。

 議事では、令和5年度事業報告並びに収支決算書、令和6年度事業計画並びに収支予算案が提出され承認されました。また、役員改選も行われ、部会長に川南町・中新茶屋の山崎泰嗣さん、副部会長に川南町・鵜戸ノ本の井尻誠さんが選任されました。

 山崎部会長は「大変な時代だが皆さんの力を借りながら、部会全体でより良い営農に繋げられるよう努めていきたい」とあいさつしました。

 総会後には、普及センターから有機質肥料の特性やカンザワハダニの生態、周年を通した防除方法などについて研修が行われました。

大玉トマト部会全体会~色目を確認し事故防止を~ 2024.2.19

 大玉トマト部会は2月19日、川南町の中央事業所で全体会を開き、部会員、JA担当職員ら16名が参加しました。着色度合いについて目揃えしたほか、メーカーからPOフィルムや肥料について、今後の生育・栽培管理についての説明が行われました。

 生科研の平野翔太さんが今後1か月間は降水量が多くなり、平均気温が高く日照時間が少ない事が予想され厳しい栽培環境になると説明し「特に軟弱徒長や灰色カビ病などの発生が懸念される。生育状況に合わせた施肥と栽培管理に努めてほしい」と話しました。

目揃えでは、営農指導課藤野晃暉職員が「気温の上昇に伴い、着色も早まる。色目をしっかり確認して、事故防止に努めてほしい」と話し、当日出荷されたトマトを参考に着色度合いについて確認しました。

 同部会は令和5年度、18人が3.7haで、反収15tを目標に栽培します。

桜島大根品評会~巨大な大根がずらり~ 2024.2.17

 2月17日、都農町岩山地区では、毎年恒例の行事となる桜島大根の品評会を開きました。

 今年で17回目となる品評会には地区の農家17名が集まり、収穫した21点の大根をもち寄った。今年は気候も良く例年よりもかなり大ぶりの大根が集まりました。

 重量、色・形などが厳正に審査され、永友萬栄さんの大根が見事チャンピオンに輝きました。重量は23.6㎏で色やつやも美しく立派な大根でした。

 永友さんは「5年ぶり2度目の受賞で本当に嬉しい。17年前に会長としてこの会を立ち上げ、この行事を通じて地区の親睦を図ってきた。元気に体が続くまでは作り続けていきたい」と喜びを話されました。

 他にも、重量当てコンテストや生産者が作り持ち寄った野菜のせり販売も行われ、活気のある威勢に会場は盛り上がりを見せました。

 審査を担当したJA尾鈴の河野三樹夫部長は「今年は暖冬で肥大が進み、平均重量が16㎏とサイズが大きく、見た目の形状も素晴らしい成績だった。猛暑時の種まきから栽培面での苦労が多かったと思う。来年も良い物を作ってくださることを期待しています」と会を講評しました。

 大根はJAの各事業所にも飾られ、訪れる組合員を魅了しています。

ニラ部会栽培講習会~栽培のポイントを確認~ 2024.2.16

 ニラ部会は2月16日、栽培講習会を開き、部会員11名が参加しました。

 甲斐隆功部会長は「来年度に向けて栽培のポイントをしっかり学び、今の時期とも照らし合わせて対策も行ってほしい」とあいさつされました。

 (株)九州研菜の大津留さんを講師に「ニラは根と土で作れ」と題し、育苗と土づくりについて講習を受けました。

育苗については、適切な潅水で温度・湿度を調整し乾燥させないことや本葉を生育させるために子葉を枯らさずしっかり守ること。発根系葉面散布肥料により断根を防ぎ活着を促進させることなどを要点に話されました。

土づくりには適切な通気、透水、保水性が重要で、土の中の微生物のバランスや肥料、ミネラルの施用により地力が高まることで良い土ができると話されました。

また、部会で土壌の精密分析を行うと産地の傾向が把握でき、微量要素の必要性や経営の指針にもなるとアドバイスがありました。

現在は作の中盤。後半戦に向けては、天候も気温も目まぐるしく変化する予報から、ハウス内の温度と湿度の管理を再度徹底し、少量多潅水を実施することで軟弱徒長を対策してほしいと呼びかけがありました。

いちご部会~管内の園児らへイチゴ贈る~ 2024.2.14

 いちご部会は2月14日、川南・都農両町長にイチゴ(さがほのか、ゆめのか、みくのか)を贈りました。30年以上続けているいちご寄贈は例年、ひな祭りに行っていましたが、昨年からバレンタインデーに合わせ贈呈しました。

 川南町では福岡義和副部会長から東高士町長に19ケース(1ケース、250g×4パック入り)が手渡されました。東町長は「JA尾鈴のいちごはとても好評のためありがたい。園児達の笑顔が浮かぶ」と話されました。

 都農町でも竹下政一郎副部会長から坂田広亮町長へ同じく19ケースが手渡されました。

寄贈されたいちごは両町内の幼稚園と保育園へ届けられます。

 内野宮一浩部会長は「いちごが一番美味しく、大きい時期に食べてもらい、園児が喜んでいる顔が見たい」と話しました。

春南瓜部会栽培講習会~収穫間際までしっかり管理を~ 2024.2.2

 春南瓜部会は2月2日、中央事業所で栽培講習会を開き、部会員、JA担当職員、種苗メーカーら27名が出席しました。

 安定生産・品質向上を目的として毎年開催しており、タキイ種苗の担当者がかぼちゃの品種特性や施肥設計・定植から収穫までの栽培管理について説明しました。

 特に品種特性として早生種であり、根張りが弱いため定植時期を誤らないこと、適切に活着させるため定植後三週間までの灌水・施肥管理をしっかり行うようにと話し、「品種特性をふまえ、糖度をのせるため収穫間際までしっかり管理してほしい」と呼びかけました。

 同部会の手がける洋種南瓜「鈴マロン」は、県連の商品ブランド産地認定も取得しており、5月中旬から出荷が始まり、6月中旬には出荷のピークを迎える予定です。

いちご部会全体会~圃場管理の基本を再確認~ 2024.2.1

 いちご部会は2月1日、中央事業所で全体会を開き、部会員、JA担当職員、普及センターら29名が出席しました。

 児湯農業改良普及センター・黒木尚技師から今年のいちごの生育状況について「寒暖差や弱光、曇雨天の影響で、着果負担がかかり額枯れが見られる」と話し、現在は日射量が秋口と同等であることから、軟果・不良果防止のため適切な潅水やカルシウム施用などを呼びかけました。

 勉強会では、神協産業株式会社の兼俊龍夫さんと株式会社サーマスの白樫康則さんが、病害虫防除のための微生物資材の紹介や圃場管理の基本などについて説明。兼俊さんは「曇雨天後の植物の健康を維持するためにも、換気と水分管理、施肥をこまめに行ってほしい」と話されました。

 同部会では令和5年度、部会員38名で出荷数量378㌧を目指します。

尾鈴の花品評会~道の駅を花で彩る~ 2024.1.25

 花き部会は1月25日、都農町の道の駅つので32回目となる尾鈴の花品評会を開きました。

 今回は同部会員17名が丹精込めて作り上げた、スィートピー、バラ、キクなど約80種類、134点を出品。都農町長や川南町長、JA宮崎経済連、JA尾鈴組合長、市場関係者ら15名が出席し、花の色・形・大きさなど厳正に審査を行い、金・銀・銅賞ほか特別賞を選びました。

 今作は定植時期から高温だったこともあり、害虫の発生が多く見られましたが、12月中旬からの冷え込みにより軸固まりや発色が良くなったことで、質の高い品評会となりました。

 経済連からの審査講評では「生産者の努力の結果、本当に素晴らしい花々が並んだ。入賞者は、発色の良さ、透明度、花の大きさなどのバランスが良く品種が持っている形状がしっかり表現されていた。近年流行のアッシュやセピアの染色も取り入れられており非常に良かった」と話されました。

 品評会後は、一般客への公開と即売会が行われました。

 

 

 表彰者は次の通りです。

()内は品種です。

◇金賞

 瀧本正信(ロイヤルチェリー) 河野昭弘(ミントティー)

 河野豊(精興光玉)

◇銀賞

 河野輝久(ロイヤルホワイト) 河野智秀(秀芳紅妃)

 河野正志(ハスキー)

◇銅賞

 黒木克博(初恋) 黒木正光(ロイヤルチェリー)

 

◇川南町長賞

 河野昭弘(ジュミリア)

◇都農町長賞

 河野豊(アンジー)

◇JA尾鈴組合長賞

 瀧本正信(ロイヤルチェリー)

ピーマン部会~季節の変わり目に対策~ 2024.1.22

 1月22日、ピーマン部会は現地検討会を開き、部会員、新規就農研修生、普及センター・JA関係者ら35名が参加しました。

 この日は、厳寒期から春に向けての栽培対策を講じるため、管内4箇所のハウスを参加者全員で回り生育状況などを確認しました。

 普及センターの黒木尚さんは「県内各産地では、芯どまり傾向で病害の発生が散見されているが、尾鈴の圃場ではうまく抑えられしっかり管理されている。今年は暖冬で雨が少なく日照時間も長いため、潅水管理や肥培管理ついては例年よりも多めに行う必要がある。しっかり光合成をさせて着果負担を減らし、草勢維持に努めてほしい。春に向けて、日射が強い時期が早まっているため温度は低くても夏並の光が差し込んでくる。潅水をしっかり行い根張りを意識してほしい」と呼びかけました。  

 現地の状態はいずれも病害虫の影響はほとんど無く、色付きの良いピーマンが栽培されており生育は順調でした。

同部会が手がける「さららピーマン」は減農薬・減化学肥料の特別栽培農産物。令和5年度は21人が5・5㌶で栽培。収穫は6月上旬までの予定で出荷量約600㌧を見込んでいます。

花き部会~川南・都農町へ花の贈呈~ 2024.1.18

 花き部会は1月18日、川南・都農町役場を訪れ、色とりどりの花々を贈呈しました。

 贈呈式では新名正幸部会長と河野豊副部会長がスイートピー(ロイヤルチェリー、ロイヤルホワイト、グレースなど6種類)500本とスプレー菊(ルパン、グレコなど5種類)100本を東高士川南町長と坂田広亮都農町長にそれぞれ手渡しました。

 新名部会長は「少しでも皆さんの心が安らぐと良い。ぜひ、飾っていただいて香りを楽しんでいただきたい」とあいさつしました。

 東町長は「様々な品種を贈っていただきありがたい。華やかで香りも良く、気持ちも上向きになる」坂田町長も「たくさんの花をいただきありがたい。色々な場所に飾って、町民の皆さんにも見ていただきたい」と話されました。

 贈呈した花は両町内の公共施設や幼稚園に飾られる予定です。

きんかん研究会目揃え会~食味良好、選果選別しっかり~ 2024.01.10

 1月10日、きんかん研究会は15日の初セリに向け、中央事業所で目揃え会を開き、会員、JA担当職員ら7名が参加しました。

 目揃え会では、前日に収穫されたきんかんを参考に、着色や傷の度合、形状、大きさなどを見て、品位基準について確認しました。厳しい検査基準を満たし、糖度16度以上のものを完熟きんかん「たまたま」、18度以上が「たまたまエクセレント」として販売されます。また、ビタミンC・Eを多く含み、平成31年1月からは、栄養機能食品表示もされています。

 営農指導課・北村卓也職員は「収量は例年並みになる見込み。生産者には選果選別をしっかり行ってもらい、良いきんかんを出荷していけるよう努めていただきたい」と話しました。

 その他、受け入れや出荷規格についての説明も行われました。

 12日にはJAへの出荷が始まり、会員5名が140㌔を中央事業所選果場へ出荷しました。

 初セリでは、尾鈴から出荷した「たまたま」のA品・3Lサイズが1箱2千円(1㌔/箱)で取引されました。

 会員の河野喜美さんは「高温の影響で着色に多少のバラつきはあるが、天候が良かったため糖度が高く、食味も良好。尾鈴産きんかんを多くの消費者に味わってもらいたい」と自信を持って話されました。

 同会では、会員6名が100㌃で生産。出荷数量15㌧を目指します。

児童養護施設へいちご贈呈~JA尾鈴いちご部会青年部~ 2023.12.25

 いちご部会青年部は12月25日、川南町・塩付地区の児童養護施設「金鈴学園」に尾鈴産のいちご2品種(みくのか、さがほのか)を贈りました。

 クリスマスの時期に合わせ、地元の美味しいいちごを食べてもらおうと今年から贈呈を始めました。 

 同部の黒木達郎さんは「ささやかだが、子どもたちへのクリスマスプレゼントになれば。出始めのいちごで味も仕上がっている。たくさん食べてもらいたい。体調を崩さないよう健康で新しい年を迎えて欲しい」と話し、子どもたちへ手渡しました。

 金鈴学園の永田雄三施設長は「旬のいちごをたくさんいただきありがたい。夕食後のデザートに美味しく頂きます」と話されました。

ぶどう部会総会~安定出荷を目指す~ 2023.12.19

 ぶどう部会は12月19日、都農支所大会議室で総会を開き、部会員や市場関係者、JA担当者ら43名が出席しました。

 令和5年度の全体実績は65㌧(前年比86.8%)、売上金額8,327万円(同92.4%)加工ぶどうは140㌧(同97.3%)、売上金額3,692万円(同99.0%)と昨年を下回りました。

 5年産は天候に恵まれ生育は順調でしたが、高温による着色遅れや局地的な豪雨による裂果などが一部で見られました。販売面については、6月から出荷が始まり、ぶどう全般で数量減・単価高での推移となりました。また、メディア活用や同部会女性部の宣伝販売によるPR強化に努めました。

 次年度に向けて、出荷計画の正確性を向上させ、安定出荷による有利販売を目指すことやGAP取り組みの継続、病害虫防除等の栽培管理を徹底することで、栽培技術の向上や販売戦略の構築を図ることを部会員で確認しました。また、役員改選も行われ、引き続き、部会長を川島健哉さん、副部会長を黒木崇広さんが務めます。

稲作の会総会~新体制で米の安定的発展を目指す~ 2023.11.28

 11月28日、稲作の会(旧稲作部会)は、令和5年度の総会を開き、会員10名が出席しました。

 議事では、令和5年度収支決算や令和6年度事業計画、役員改選案が提案され承認されました。

 新役員には、会長に吉玉一敬さん(把言田)、副会長に服部雄策さん(湯ノ本)、会計に岩下康之さん(西ノ別府)、監事に稲田豊幸さん(福原尾)と橋口将太さん(勝司ヶ別府)が就任しました。

 また、これまで部会長を務めてこられた中西年弘さんへ感謝の意を表し、感謝状が贈られました。

稲作の会は、管内米生産農家の連携と協調により、新食糧法に即応した米の生産販売の安定的発展に寄与し、併せて米生産農家の所得向上と経営の安定を図ることを目的に事業に取り組みます。

千切り大根出荷説明会~相場の上昇に期待~ 2023.11.27

 11月27日、JA尾鈴は、令和5年度の千切り大根出荷説明会を開き、生産者15名が参加しました。

出荷要領をもとに買取価格や受入期間、荷受け方法、搬入検査、A品B品の等級基準などについて確認を行いました。

中でも、湿度・品質管理、選別基準についての意見が出されました。

また、インボイス制度の導入に伴い、買取価格の設定が複数となることから、わかりやすく大きなボードに貼り出してほしいとの要望もありました。

5年度は市場の在庫不足から、相場は高値で推移する見通しです。

JA尾鈴ハウス胡瓜部会~JA日向と合同目揃え会~ 2023.11.27

 11月27日、ハウス胡瓜部会は出荷開始に合わせ、JA日向との合同目揃え会をJA尾鈴中央事業所で開き、両JAの部会員23名が参加しました。

部会員は、当日出荷された胡瓜をサイズ・等級ごとに分け、それぞれ基準を確認しました。また、選果場内でどのように選果・選別作業が行われているかを見学しました。

JA尾鈴・河野良一部会長は「今回の目揃え会を通して、生産から販売まで、より良い胡瓜を出荷していけるよう努めてもらいたい」と話されました。

JA尾鈴営農指導課・神谷朋直職員は「市場からの評価は高い物を得ている。安定出荷のため出荷時に翌週までの出荷計画を明確に示すよう協力をお願いしたい」と呼びかけました。

抑制南瓜部会~出荷に向け目揃え~ 2023.11.27

 11月27日、抑制南瓜部会は、出荷が始まることに伴い、令和5年度の出荷説明会・目揃え会を開き、生産者12名が参加しました。

 大隅英邦部会長は、「今年は台風の被害も無く順調に出荷までこぎつけた。雨量が少なく肥料の効果が薄れた点はあったが、全体的に品質は上々のようだ。

本日決定する等階級の要領をしっかり見極めて出荷してほしい」とあいさつされました。

この日は、部会長らが収穫した南瓜を並べ、部会員、検査員らで丁寧に目揃えしました。特に傷の位置で微妙に変わる等階級の判断には、時間をかけて協議が行われました。また、箱詰めの要領についても入念に確認されました。

抑制南瓜は秋南瓜とも呼ばれ、部会員16名が700㌃を作付けしており、2月までに50㌧の出荷を目指します。

大玉トマト部会目揃え会~出荷要領を確認~ 2023.11.22

 11月22日、大玉トマト部会は、出荷開始に伴い、目揃え会を開き、部会員13名が参加しました。

山本浩一部会長は「寒暖差の激しい時期だが、体調を崩されないよう農作業にあたってほしい。今年も高品質トマトの安定した出荷を目標に頑張りましょう」とあいさつされました。

部会員は、この日出荷されたトマトのA品から格外品を並べ品位基準を細かく確認しました。特に花落ちの形状や大きさについては、入念に目揃えを行いました。

出荷要領の中に新たに、収穫の際色目を揃えることを意識し、生産者間での差がでないよう徹底することを盛り込み、品質対策に取り組むこととしました。

また、資材メーカー2社から、地力が上がる土壌改良資材やコナジラミ対策に効果的な微生物殺虫剤などの紹介がありました。

春南瓜部会総会~前年実績上回る~ 2023.11.21

 11月21日、春南瓜部会は、川南町で令和5年度総会を開き、部会員や行政、JA関係者ら35名が出席しました。

 5年度は、出荷重量が269㌧(前年比102.5%)、売上金額が1億1650万円(同110.8%)となりました。

 3、4月の定植から生育期にかけて徒長気味でしたが、生育状況は良く、気温の高さと天候に恵まれ、作終盤まで高品質を維持しました。

 販売面についても、コロナの規制緩和による海外産カボチャの輸入再開を受け、価格面での心配もありましたが、同様に安定した金額で推移しました。

 新名朝寛部会長は、「今年度は最後まで天候に恵まれ、数量・金額共に前年を上回る結果となった。関係者の方々には大変感謝している。来年度もより良い結果になるよう努めていきたい」とあいさつされました。

 議事では、令和5年度収支決算や令和6年度事業計画などが提案され、全議案が承認されました。

いちご部会出荷打合せ~反収4トンを目指す~ 2023.11.14

 11月14日、いちご部会は、いちごの出荷が始まったことに伴い、出荷打合せ会を開き、部会員37名が参加しました。

 令和5年度作は、反収4.2㌧、単価1,400円/㎏を目標に取り組みます。

 出荷要領をもとに、等級・規格の判別や集出荷場へ持ち込む上での注意事項、精算について入念に確認しました。中でも、各パックに詰めるいちごのサイズやインボイス対応に伴う供給伝票や精算書の保管について、議論されました。

 普及センターからは、夏場の高温が発育状況に影響を及ぼしており、

連続出蕾や三番花の遅れには強めの摘果を推奨することや、潅水の徹底、電照時間を長めにとることなどが呼びかけられました。

 また、資材メーカー3社からも、今年の生育状況に応じた葉面散布剤などの肥料の紹介がありました。

人参部会総会~5年度は生育順調~ 2023.11.13

 11月13日、人参部会は令和4年度の総会を開き、部会員13名が出席しました。

 堀口正良部会長は「昨年は1回目の播種で蒔き直しもあったが、その後は順調に生育し、計画を越える出荷量が上がった。令和5年度は今のところ気候も良く、相当な人参が生産できると期待している。品質の高い品物を安定して供給できるよう皆で頑張ろう」とあいさつされました。

 議事では、令和4年度収支決算や令和5年度事業計画などが提案され、全議案が承認されました。

 令和4年度は、播種時期に台風の影響で遅れが出ましたが、生育期には好天が続いた事で、出荷量は計画を上回る結果となりました。

 令和5年度は、自然災害を考慮し、早目の播種を行うことや、圃場の排水・浸水対策を徹底します。また、品質を高めるために、完熟堆肥の投入や圃場により畦の高さを変えるなど栽培の方針を確認しました。

 同部会は部会員20名が49㌶を作付けし、主に農協果汁(株)向けにジュース用人参の生産を行っています。

ハウス胡瓜部会~栽培講習会を開催~ 2023.11.10

 11月10日、ハウス胡瓜部会は栽培講習会を開き、部会員11名が出席しました。

 環境制御機材や微生物資材を取り扱うメーカー2社が資材や胡瓜の栽培について説明しました。

 講師を務めた(有)ハセガワ工業の長谷川博史さんは微生物資材について、「樹の健康維持や耐病性向上、発根促進、土壌環境の改善など生産者の目的によって使い方はさまざま。自身の圃場にあった方法でより高い効果を発揮して欲しい」と実際の使用例を交えながら話されました。

 また、イノチオアグリ株式会社の林和志さんは「作物の成長過程をよく観察し、成長にあった環境整備や生育コントロールを行い、収量アップに繋げることが大切」と説明し、環境制御システムやBS(バイオスティミュラント)資材の効果などについて話されました。

 同部会では令和5年度、部会員20名が3.5㌶を作付し、反収16㌧、A品率80㌫を目指します。

スイートコーン部会総会~商品性向上を目指す~ 2023.10.30

 スイートコーン部会は10月30日、令和5年度の総会を開き、部会員26人が出席しました。

令和5年度は、年明けから寒さが厳しく播種や定植に影響が出ましたが、4月に入り気温上昇とともに追いつき、結果的に例年より多い出荷量となりました。

令和6年度は、品質向上に向けて、早期出荷の推進と平準化、予防防除の徹底を掲げて取り組みます。また、箱内商品の均一化を徹底し、計画生産による市場への安定供給により商品性を向上させることを確認しました。

長友隆幸部会長は「昨年の生育状況は、期間全体的に低温・高湿の影響が強く、特に1月下旬は相当な冷え込みに苦労したが、部会員で協力して、何とか良い品物を出荷することができた。また出荷量も前年比101%と増加した。11月には静岡に視察に行かせていただいたが、大変勉強になり、今後もこのような取り組みを継続していきたい。来年に向けても良いスイートコーンを作っていきましょう」とあいさつされました。

議事では、令和5年度収支決算や令和6年度事業計画、役員改選を提案し、全議案が承認されました。

葉菜研究会総会~安定生産に努める~ 2023.10.26

 葉菜研究会は10月26日に令和4年度の総会を開き、会員8名とJA関係者らが出席しました。

河野真一副会長は「ここ数年の急激な温度変化や、風水害等で秋冬野菜は厳しい栽培環境にあるが、販売先や生産者の尽力のおかげで乗り越えられてきた。今年も目揃え会や栽培講習会などに積極的に取り組み、最後まで走りきれるよう皆さんの協力をお願いしたい」とあいさつされました。

 令和5年度は、土壌分析による適正施肥と予防防除を基本とした防除と適肥管理にて安定生産に取り組みます。また、契約販売を主体とし、出荷期間の数量の平準化を図ることで安定した販売を目指していきます。活動計画では、各専門部ごとに目揃え会や実績検討会を定期的に開き、情報共有を図っていくことを確認しました。

 議事では、令和4年度収支決算や令和5年度事業計画が提案され全議案が承認されました。

総会後には、使用残農薬回収日程の紹介や、インボイス制度の対応についても説明がありました。

ぶどう部会~全体会で実績を振り返る~ 2023.10.23

 ぶどう部会は10月に品種ごとの全体会を開き、令和5年産の実績を振り返りました。23日、デラウェア専門部では、専門部員11人と普及センターが出席し協議を行いました。

 黒木信弘専門部長は「今年度の反省も兼ねた検討会になっている。来年度の実績向上に向け、課題点を改善できるよう努めていこう」とあいさつされました。

 収量は前年比97%と若干落ちたものの、ほぼ青果物事故は無く、高単価でシーズンを終えることができました。

バイヤーからの評価も他産地と比較しても食味・品質とも非常に良かったと好評を得ました。

また、大型トンネルで生産したデラウェアの出荷量の増減が把握しづらいことが課題となりましたが、部員ごとに、より具体的な出荷計画を明確に示すことで安定供給を目指していきます。

 16日はキャンベル専門部、25日にはサニールージュ、ハニービーナス専門部も実績検討会を行い、来作に向けての協議も行いました。

ミニトマト栽培グループ~全体会で出荷計画を確認~ 2023.10.23

 10月23日、ミニトマト栽培グループは、出荷開始に合わせて全体会を開き、会員12名が参加しました。

出荷時の品種ごとの出荷レーンの色分けや荷受時間ついて入念に確認しました。

 令和5年産の販売取組みについては、10月から出荷が始まり、140gパック×24個と3㎏段ボールで販売します。

 また、GGAPについても、拠点ごとの消化器設置や指定潤滑油の使用、洗浄剤の在庫管理を徹底するよう確認しました。

 齋藤嘉貴会長は「出荷が始まったばかりで、出荷量が安定せず、調整に苦労されていると思う。市場等とも協議しながら、今シーズンも高品質な品物を生産し、安定して出荷していけるよう皆で頑張りましょう」とあいさつされた。

 令和5年作はチカとアイコを栽培し、8㏊の面積を作付け。出荷量は870tを計画しており、出荷は来年6月頃まで続く見通し。

大玉トマト部会全体会~定植後の生育を確認~ 2023.09.28

 大玉トマト部会は9月28日、川南町の中央事業所で全体会を開き、部会員、JA担当職員ら19名が参加しました。

 資材メーカーからドローン散布専用遮光材やハウス展張用農ビの紹介、種苗メーカーからは管内での主要品種の特性の確認や症状に合わせた肥料などの紹介がありました。

 また、山本浩一部会長の圃場で現地検討会も行われ、定植後の生育状況について確認しました。株式会社サカタのタネの西野貴人さんは「極端な天候の変化が多く栽培が難しい年だが、生育状況としては非常に良いと思う。今後も難しい条件になる可能性もあるが、今の状態を維持してもらいたい」と話されました。

 同部会は令和5年度、16名が3.8㌶を栽培し、反収15㌧を目指します。

花き部会スイートピー専門部現地検討会~スイートピー生育順調~ 2023.10.06

 10月6日、花き部会スイートピー専門部は定植後の現地検討会を開き、専門部員16名が参加しました。

この日は管内の3圃場を巡回し、生育状況を確認しました。

新名正幸部会長は「このような現地検討会などの機会を有効に利用して情報交換を行ってほしい。良い品物を作れるよう頑張りましょう」

とあいさつされました。

 定植後1ヶ月程度経過し、遮光により、葉の色が薄くなるものもありましたが、生育状態は良好でした。

 普及センターからは、「今年は平年より気温が高く、日照も強いため、遮光資材をうまく使ってほしい。10月は温度の高低差が激しく、上がった時と下がった時の管理には特に注意をしてほしい」と指導がありました。また、2種類の遮光資材のデータを基に効果についての紹介もありました。スィートピーの出荷は11月中旬頃からを予定しています。

ズッキーニ研究会総会 2023.09.27

 9月27日、JA尾鈴ズッキーニ研究会は令和4年度の総会を開き、会員とその家族18名が参加しました。

杉尾新一会長は「県域JAが実現すると、県下での共同計算や出荷期間などが検討される。尾鈴のズッキーニをもっとPRしていきたい。

 栽培技術を高めるために、目揃え会や栽培講習会に積極的に取り組み、品質の向上と安定出荷ができるよう次のシーズンも頑張りましょう」とあいさつされました。

 議事では、4年度収支決算や5年度事業計画などが提案され、全議案が承認されました。  

令和4年度は、曇雨天、寒波の影響で収量は減ったものの、県内全域同じような生育状況で出荷量が増えず、単価高で推移しました。特にイエローズッキーニは引き合いが強く好調でした。

令和5年度は会員13人で延べ4ヘクタールを作付けし、9月下旬から出荷が始まっています。

「重陽の節句」に~尾鈴の菊をPR~ 2023.09.04

 花き部会菊専門部は9月4日、管内の特別養護老人ホーム、都農町・愛寿園と川南町・鈴南の里に菊のフラワーアレンジメントを贈呈しました。

 9月9日の「重陽の節句」にちなんだPRで、不老長寿や無病息災を願うため、季節の花である菊を用いたことから「菊の節句」とも呼ばれています。

 2019年を最後にコロナ禍で中止となっていましたが、4年ぶりに再開され、専門部員5人が参加しました。

 丸くかわいらしい形の「ピンポン」、花びらが細長い大輪の「アナスタシア」など4種類の菊で彩られたフラワーアレンジメントに入居者や職員らの喜ぶ姿が見られました。

 河野正輝専門部長は「新型コロナウイルスによる規制が緩和され、再開できて嬉しい。今後もこのような活動を通して、尾鈴産の菊をPRしていきたい」と話されました。

レタス部会総会~A品率の向上を目指す~ 2023.08.28

 レタス部会は8月28日に令和4度の総会を開き、部会員、JA役職員ら10名が出席しました。

4年度は、定植から好天に恵まれ幸先の良い出だしでしたが、厳寒期の急激な温度変化により出荷量が減少しました。販売面では、単価は前年を上回り、特に玉レタスは前年比112%と好調でした。

5年度は、風水害・病害虫対策の徹底、近年の異常気象に対応した生産、出荷量の期間平準化を目指します。 また、契約的販売を主体として、生産者所得の安定を図ります。合わせて、レタス箱詰めの品質・規格を厳守し、産地の信頼確保に努めることを確認しました。

 河野英利部会長は「今作は出荷調整等に尽力いただいたおかげで、特に大きなクレームも無く無事に出荷を終了することができた。

次期作に向けても勉強会や現地検討会などで情報共有に努め、さららなる品質の向上を目指そう」とあいさつされました。

議事では、4年度の収支決算、5年度の事業計画などが提案され、全議案が承認されました。また、役員改選も行われ、山本秀美さんが新部会長に選出されました。

ピーマン栽培講習会 2023.08.28

 ピーマン部会は8月28日、中央事業所で栽培講習会を開き、部会員、新規就農研修生、普及センター、JA担当者ら38名が参加しました。

 児湯農業改良普及センターの黒木尚主査が講師を務め、定植後の気象予測やICM(総合的作物管理)などについて説明されました。ICMは適正な栽培管理により収量・品質を向上させ、合理的な防除体系の構築により労力等の削減を目指すものです。黒木さんは「現在の農業情勢からICMの取り組みは非常に重要である。薬剤散布にかかる費用や労力を削減することで、収穫作業等のウェイトをあげられる。」と話されました。

 吉玉一敬部会長は「定植時期が迫り、すでに定植を始めた部会員もいると思う。今年も台風や重油価格など心配になる。暑さは少し和らいだが、体調に気をつけて頑張っていこう」と話しました。

 同部会が手がける「さららピーマン」は減農薬・減化学肥料の特別栽培農産物。23年度は、22人が5.8㌶で栽培。収穫は10月から翌年の6月上旬まで続き、出荷量約600㌧を見込んでいます。

加工ほうれんそう栽培講習会~基本見直し増収へ~ 2023.08.25

 農産園芸部営農指導課は8月25日、中央事業所で「加工ほうれんそう栽培講習会」を開き、生産者、関係者ら17名が出席しました。

 昨年度は排水不良による黄化症の発生が見られた圃場もあり、講習会では株式会社ジェイエイフーズみやざき(本社・宮崎県西都市)の担当者が圃場準備や排水対策について話されました。その他、播種時期や病害虫・雑草対策などについても説明がありました。

 また、今年度は新規肥料の導入や土壌診断による適正施肥設計の実施などによるコスト削減も呼びかけています。

 同社はグローバルGAPを取得しており、生産者には厳格な国際基準による安全な栽培管理が求められます。

 営農指導課・坂田将一課長は「昨年は黄化症や低温による減収もあった。栽培講習会を通し、基本を見直して、契約量出荷を達成できるよう努めてほしい」と話しました。

 JA尾鈴管内では今年度、生産者11名が約32㌶を栽培します。同社が販売する冷凍野菜「宮崎育ちのほうれんそう」に加工されるもので、冷凍野菜として全国で初めて機能性表示食品(関与成分ルテイン)として2018年5月に認定されています。

にら部会~契約率30%を目標に~ 2023.7.28

 7月28日、にら部会は令和4年度の総会を開き、部会員19名が出席しました。

はじめに、経済連及び部会より単位収量などの優秀な成績を収められた方に対し、表彰が行われました。

甲斐隆功部会長は「昨年は台風や寒波の影響があり、出荷量に多少の前後はあったものの生産者一人一人の努力の結果、比較的安定した年となった。依然続く資材品の高騰など厳しい状況にはあるが、品質の向上と数量の確保に努め、販売価格を上げられるよう来シーズンも頑張りましょう」とあいさつされました。

議事では4年度収支決算や5年度事業計画について審議され、全議案が承認されました。

4年度は、数量229㌧(前年比103%)、販売金額161164千円(同比102%)、単価704円(同比99%)と好調でしたが、夏場に白絹病や軟腐病等が散見され、降水量の多い時期の排水面に課題を残しました。

5年度は土壌分析に基づいた施肥設計に努めることや技術向上、病害虫防除のために講習会、視察研修を定期開催すること、作型体系にあった品種の導入などを生産の基本として徹底します。また、取引市場との情報交換や週間の出荷平準化、軸曲がりの対応などの販売対策を行うことで、契約率30%を目標に取り組むことを確認しました。

議事のあとには各市場からの情勢報告を受け意見交換を行いました。

ハウス胡瓜部会~A品率80%を目指す~ 2023.7.27

 7月27日、ハウス胡瓜部会は2022年度の総会を開き、部会員24人が出席しました。

はじめに、1年間の成果を称え、売上や反収の上位者に対し、表彰を行いました。

河野良一部会長は「本年産は、曇雨天や寒波に見舞われ出荷量が減少した。まだまだ物価高に対する農産物の価格転嫁、人口の減少に伴う消費の減少など厳しい情勢下にある。胡瓜部会の発展のためにも、消費者に安心・安全な品物を届けることを心掛け、前向きに生産に励んでいただくよう、皆さんのご協力をお願いする」とあいさつされました。

議事では4年度収支決算や5年度事業計画について審議され、全議案が承認されました。

4年度は、栽培初期から病害虫の予防防除を徹底しましたが、その後の天候が安定せず、全体的に数量減の単価高で推移しました。

5年度は生産販売基本方針を掲げ、10㌃あたり生産量16㌧、A品率80%を目標に農業所得10%アップを目指します。

その重点取り組みとして、土壌診断に基づいた適正施肥、保温資材や循環扇を活用した省エネ対策、農薬回数の低減を図り、生産性の向上対策を行います。また、受入の一本化と契約・相対取引の維持・拡大に取組み、有利販売体制の構築に努めることを部会員で確認しました。

大玉トマト部会総会~選果徹底で品質向上目指す~ 2023.7.25

 大玉トマト部会は7月25日、令和4年度の総会を3年ぶりに開き、部会員、市場・JA関係者ら32名が出席しました。

 4年度は厳寒期の寒波や春先の気温上昇の影響もあり、灰色カビ病、コナジラミ被害、日焼け果などが散見され、生産管理に課題を残しました。5年度は収穫・出荷時の選果の徹底、農薬事前防除の徹底を呼びかけ、品質向上と反収増加を目指します。

 黒木常幸部会長は「新型コロナウイルスによる規制が緩和され、やっと総会を開催できた。ご存知の通り、資材・燃料費などの高騰で大変苦しい状況にある。部会員数も7年前と比べ約三分の一に減少したが、課題の改善と部会の平均反収増加を目指し、部会を盛り上げていこう」と話されました。

 議事では22年度収支決算と23年度収支予算案、規約改正案、役員改選案などが可決され、新部会長に都農町・上分子村の山本浩一さんが就任しました。

 また、単位収量や秀品率の優績者表彰も行われ、黒木部会長より表彰状が手渡されました。

ミニトマト部会総会~青年部活動盛ん~ 2023.7.24

 7月24日、ミニトマト部会は令和4年度の総会を開き、部会員29名が出席しました。

 はじめに、総売上、単位収量などの成績上位者に対し表彰を行いました。

 黒木満部会長は「昨年は序盤に小玉の裂果が相次ぎ、厳寒期には着色不良が多発した。S規格の出荷を止めるなど、皆で考え対策に取り組むことで乗り越えられた。未だ資材品の高騰は収まらず厳しい状況にはあるが、部会で知恵を出し合い、品質の向上と安定出荷に努め、来シーズンも頑張りましょう」とあいさつされました。

議事では4年度収支決算や5年度事業計画などが提案され、全議案が承認されました。

4年度は定植後からの高温や曇雨天による花の異常で収穫に影響を及ぼしました。1月中旬頃から生育が安定し、品質が向上したが、収量・価格とも厳しい結果となりました。

5年度は生産対策として、作の中盤から三役による圃場点検と毎日全圃場収穫を徹底し、品質維持と出荷の安定に努めます。販売面では、市場・量販店との密な情報共有と自家選別の徹底、目視検査の強化を重点推進事項として取り組み、収量・品質アップで「所得10%UP」を目指します。

議事のあとには青年部から、新潟県で実施した食育活動や試食宣伝販売などの取り組みについても報告がありました。

花き部会総会 2023.7.20

 7月20日、花き部会は令和4年度の総会を開き、部会員16名をはじめ、各関係機関、JA役職員らが出席しました。

 門田守生部会長は「今年度は天候不良や生産者が減少する中、何とか単価を維持することができ良かった。最近、ゴルフコンペや学校行事などで女性に花束を贈る取り組みを目にした。経済活動が盛んになり、花の需要も増えてきたことを嬉しく思う。この良い流れのまま来シーズンに繋げ、品質の良い花を安定して生産できるよう頑張りましょう」とあいさつされました。

議事では4年度収支決算や5年度事業計画などが提案され、全議案が承認されました。

4年度は全国的に流通量が少なかったため高値で取引されましたが、曇雨天や高温などの影響で出荷量は減少しました。

5年度は、労力に応じた作付け面積の検討や講習会による栽培技術の向上、販売対策として重点市場との連携強化と市場調査に取り組むことを確認しました。

役員改選では、新部会長に新名正幸さんが選任されました。また、尾鈴の花品評会や収量の高い部会員に対し表彰も行いました。

議事のあと、児湯農業改良普及センターから、近年、特に発生被害が大きいヒラズハナアザミウマの対策や防除についても説明がありました。

いちご部会総会~ブランドの構築を目指す~ 2023.07.11

 7月11日、JA尾鈴いちご部会は令和4年度の総会を開き、部会員33名が出席しました。

 内野宮一浩部会長は「4年度の出荷量が今一つ伸びなかったことを反省し、5年度は総合防除の徹底により安定出荷を目指してほしい。キロ単価1500円の目標を達成できるよう部会員で協力しながら品質の良いいちごを生産しましょう」とあいさつされました。議事では令和4年度収支決算や令和5年度事業計画などが提案され、全議案が承認されました。

令和4年度の生育は例年より出蕾が遅れたことで小玉傾向となり、販売は寒波の影響などで出荷量は減少したものの高単価で推移しました。

令和5年度の基本方針として、所得アップPDCA運動や①土づくり②苗づくり③適期定植の生産安定3本柱の徹底やや栽培技術の平準化、宮崎県版GAPに取り組むことを確認しました。

また、高単収の部会員や50周年キャンぺーンの特別賞の表彰も行いました。

最後には、今年は炭疽病が発生しやすい年にあたるとして、高温多湿な環境を避けるため、風通しや排水性の良い育苗環境の整備や定期的な銅剤散布を行うよう呼びかけました。

「サニールージュ」初出荷~糖度抜群~ 2023.07.05

 7月5日、ぶどう部会は、この日初出荷された105㌔のサニールージュをもとに目揃え会を開き、専門部員11名が参加しました。

黒木義雄専門部長から出荷基準について説明が行われ、特に穴の大きさやなりくちの状態、キズの度合いによる等級の要件については、皆で細かく確認が行われました。また、今年の状況について「春先の天候も良く生育は順調。糖度ものっておいしいぶどうに仕上がり、明日の初競りに期待をしている。今後は梅雨時期の長雨による裂果を心配するが、安定出荷が出来るよう管理を徹底していきたい」と話されました。

また、翌6日には宮崎中央卸売市場で初競りにかかり、2㌔箱で1万5000円と、昨年の最高値より6000円高く取引されました。

 尾鈴が生産する「みやざきぶどうサニールージュ」は県のブランド認定を受けており、同専門部15名が2.2㌶で栽培。7月中旬に出荷最盛期を迎え、5年度は約9㌧の出荷を目指します。宮崎県をはじめ、主に九州管内で販売されます。

ハウス研修修了式~覚悟持って一作一作大事に~ 2023.06.30

 「川南町トレーニングハウス農業研修」の修了式・開講式が6月30日、同町役場で行われました。町・JA尾鈴・県が連携し、新規就農を後押しする目的で、令和元年から始まった取り組みです。

 修了式では、第4期生となる、笈田貴之さん・理恵さん夫妻と佐師輝洋さん・香恋さん夫妻が研修を修了しました。佐師さんは「明日から二人での経営になる。これからは何をどこまで突き詰めるか、すべて自分次第。覚悟を持って頑張っていきたい。情勢など先は読めないが、悲観することなく、夫婦二人で楽しく前向きに頑張っていきたいと思う」と今後の意気込みを話されました。

 今年度は新たに、第6期生として福岡県・神奈川県・埼玉県から4名が参加。

 研修生は平成30年に新設されたトレーニングハウス(30㌃)で、年64時間の座学研修や約300日の実践研修をJA尾鈴ピーマン部会員と㈱アグリトピアおすずが中心となって指導にあたり、農業に必要な知識や技術を習得します。

 開講式では、「右も左も分からない状態で農業に飛び込む。皆さんと一緒に美味しいピーマンを作っていけたらと思う」「農業は初めてなので、不安と緊張でいっぱいだが、精一杯頑張ってきたい」

とそれぞれに抱負や思いを述べました。

 研修作物の「さららピーマン」は、農水省が示す表示ガイドラインに沿った特別栽培農産物に認定しており、農薬・化学肥料は通常の半分以下。苦味が少なく生でも食べられると消費者からの高い評価も得ています。

 講師を務めるピーマン部会の網代宗章さんは「2年間の研修を修了し、おめでとうございます。明日からピーマン作りがスタートする。一年に一作しか出来ないピーマンをあと何回作れるか逆算し、一作一作を大事にして欲しい。入校生については、研修で基礎を学びながら、地域との繋がりも大事にしてもらいたい。様々なことがあると思うが、挫けずに続けて欲しい。頑張ってください」と激励しました。

 また、7月5日には新規就農セレモニー及び新規就農者研修事業開講式が行われ、昨年度、研修を修了した箕浦和広さん・栞里さん夫妻も含め、6名へ就農祝い金が贈られました。開講式では、新規就農研修生として川南町出身の勝本弘一さんが今年7月~令和7年までの2年間、網代宗章さんの下でピーマン栽培の指導を受け、独立を目指します。

ピーマン部会総会~就農者増に活気溢れる~ 2023.06.29

 6月29日、ピーマン部会は令和4年度の総会を開き、部会員とその家族36名が出席しました。

 吉玉一敬部会長は「4年度は収量が下がり苦しい年だったが、JAからも支援を受けながら乗り切ることができた。ピーマン部会も新規就農者が沢山入ってこられ、活気が出てきたことを嬉しく思う。皆で高い目標を持って良い品物を消費者へ届けられるよう頑張りましょう」とあいさつされました。

議事では、令和4年度収支決算及び令和5年度事業計画などを提案し、全議案が承認されました。

令和4年度の販売実績は、数量557㌧(前年対比95%)だったが、売上単価は431円(前年比113%)と好調でした。

 また、令和5年度は栽培後半の腐敗果発生をなくすため、宮崎方式ICMを強化することを最重点に取り組み、土壌分析に基づいた適正施肥や現地検討会を重ねることで部会単収13トンを目指していくことを確認しました。

抑制南瓜部会総会~2023.06.28

 6月28日、抑制南瓜部会は令和4年度の総会を開き、部会員とJA関係者ら22名が出席しました。

 大隅英邦部会長は「昨年は台風の影響を受け、出荷量が減少したが、販売価格が高騰したことで何とか乗り切れた。生産者が良質な南瓜を生産する事で、JAと協力し、有利販売につなげていきたい。おいしい南瓜を消費者に届け、評価を得る事で部会を盛り上げていきたい」とあいさつされました。

 議事には、令和4年度収支決算、令和5年度事業計画などが提案され全議案が承認されました。

 また、生産性向上について、①適期播種・定植と病害虫の予防防除②排水の整備と暴風ネットの活用による台風対策③登録農薬の使用厳守と栽培管理記録の記帳④GAPへの推進と改善などを掲げ取り組むことを確認しました。

きんかん研究会総会 2023.06.23

 きんかん研究会は、6月23日に令和4年度の総会を開き、部会員7名が出席しました。

 この日は、総会前に生産者圃場で現地検討会も行い、1番花の開花状況を確認し、生育は順調でした。

総会では、河野喜美会長が「依然続く物価高に対し、農産物は中々値上げに踏み切れない厳しい状況にある。それでも部会として品質の向上と生産量を高めることに直向きに取り組み、皆でこの状況を乗り切りましょう」とあいさつされました。

議事では、令和4年度収支決算、令和5年度事業計画などが提案され、全議案が承認されました。

また、令和5年度の方針には①基本的な技術を徹底し、収量及び秀品率の向上を目指す②栽培履歴記帳の徹底を掲げて取り組む③定期的な講習会・目揃え会の開催。以上により品質の安定を目指していくことを確認しました。

ぶどう部会~取引市場と販売会議~ 2023.06.13

ぶどう部会は、6月13日に取引市場及び関係機関と販売会議を開き、部会員43名が出席しました。

開会にあたり、川島健哉部会長は「すでにデラウェアの出荷が始まっており、続いて他の品種も随時ピークを迎えていく。燃油・資材の高騰が続く中、農産物は価格転嫁が非常に難しい商品だが、市場関係者の方々の知恵をお借りしながら、部会員の所得向上と尾鈴ぶどうの発展を目指し、取り組んでいきたい」とあいさつされました。

令和5年度の販売計画は出荷重量75㌧で販売単価は昨年の10~20%増を目標に取り組みます。現在の生育状況は、今年は特に春先の天候に恵まれ順調に生育しており、今後も着色、裂果に注意しながら、梅雨時期の管理を徹底していきます。

各市場からは、昨年の状況を踏まえ、今年は安定した出荷量をお願いするとの強い期待が寄せられました。

意見交換では、「各市場で必要な出荷量や、消費者ニーズの高い品種の状況、主流の販売パックの似姿など、活発な質問が出され、有意義な会議となりました。

尾鈴ぶどう部会は部会員43名で40㌶を作付け。7月に出荷のピークを迎え、8月末頃まで続く見通しです。

いちご部会勉強会~苗作り基礎振り返る~ 2023.06.12

 いちご部会は6月12日、川南町の中央事業所会議室で次期作に向けた勉強会を開き、部会員、JA担当職員、メーカーら34名が参加しました。

 (株)ファイトクローム技術顧問の児玉尚人さんが講師を務め、育苗管理と周年を通した栽培について説明し「どのポイントにおいても、リン酸を効かせ、いちごの株をリン酸体質にさせること。その維持継続ができているか、株を日々観察し、自分自身で判断して必要に応じた対策を打つ事が最も重要」と話されました。

 また、普及センターの黒木尚主査は炭疽病の防除について「風通しを良くして、梅雨時期は銅材とクレフノンを混用し、植物の保護に努めてほしい」と話されました。

 福岡義和副部会長は「今年度は昨年度と比べ良い結果とは言えなかった。雨や台風などが懸念される時期になるが、勉強会で学んだ事を活かし、来期に向け良い苗を作っていきたい」と意気込みを語りました。

ぶどう部会~デラウェア出荷スタート~ 2023.06.01

 6月1日、ぶどう部会デラウェア専門部は、出荷開始に合わせ目揃え会を開き、部会員ら19名が参加しました。この日、2名の生産者が179ケース(1箱1・6㌔、8パック入り)を出荷。目揃え会では、出荷されたデラウェアの房の形状や色合い、粒揃いなどを見て、専門部員が等級について協議・再確認をしました。

 同専門部長の黒木信弘さんは「今年度は天候に恵まれ、粒がしっかりした甘味の強い仕上がりとなっている。今後は雨や台風などの心配もあるが、しっかりと対策をして、美味しいデラウェアを出荷していきたい」と話されました。

 また、ぶどう部会長の川島健哉さんは「デラウェアの出荷を皮切りに尾鈴産ぶどうの出荷がスタートする。専門部で統一された基準や、個人の出荷計画に沿った出荷をお願いしたい」と呼びかけました。

 専門部では今年度11名が3・2㌶で栽培。出荷は6月中下旬に最盛期を迎え、8月初旬まで続く。今年度は約25㌧(前年実績比119%)を見込んでいます。

春南瓜部会~鈴マロン出荷いよいよ~ 2023.05.24

 春南瓜部会は5月24日、中央事業所で目揃え会と出荷説明会を開き、部会員、経済連、JA指導員、市場関係者ら37名が出席。

 実際に出荷されたカボチャを参考に形状や色沢、傷の度合い、熟度などを検査員、担当職員と部会員で協議し、ブランドの標準規格を細かく再確認しました。また、箱詰めの要領についても、規格表を参考に確認しました。

 新名朝寛部会長は「例年通りの出来となっている。栽培講習会で学んだことや、完熟出荷を部会で徹底し、消費者に喜んでもらえる『鈴マロン』を出荷していく」と意気込みを話されました。

 「鈴マロン」は、交配から50日を目安とし、切割り検査を実施してから収穫。完熟にこだわった春カボチャとして出荷しており、商標も取得しています。

 今年度、同部会は部会員40名で18㌶作付けし、7月下旬まで収穫。6月に出荷最盛期を迎え、関東方面を中心に約290㌧(前年比約110%)の出荷量を見込んでいます。

茶部会~令和5年産新茶を贈呈~ 2023.05.24

 5月24日、管内で生産した新茶を味わってもらおうと、JA尾鈴茶部会の伊賀貞晴部会長と山崎泰嗣副部会長が川南本所を訪れ、100g入りの新茶30袋が本多久巳典組合長に手渡されました。

 伊賀部会長は「四月に入り夜温が上がらず収量は少ないが、色・味・香りなど高品質の良いお茶ができた。尾鈴産新茶をぜひ多くの方に味わっていただきたい」と自信を持って話しました。

 本多組合長は「収量が少ない中で、新茶を贈呈していただきありがたい」と感謝の言葉を述べられれました。

きんかん研究会~栽培講習会を開催~ 2023.05.16

5月16日、きんかん研究会は、管内圃場において、開花期までの一連の管理について栽培講習会を開き、会員6名が参加しました。

河野喜美会長は「発芽してこれから緑化期に入ってくる。気温が高い日が続き、花芽の心配もあるが今のところ順調に推移している。今年も良い品物が穫れるように皆で努力していきましょう」とあいさつされました。

普及センターの坂本龍音技師からは、出蕾を揃える蒸し込みは、昼夜の温度管理に加えて、晴天日の日中に1~2時間間隔で、5分間のかん水を行うこと。出蕾したら蕾を大きくするために昼温を下げゆっくりと子房の成長を促し充実した大きな蕾を目指すこと。開花後は、着果率を高めるために、土壌水分量をコントロールして空中湿度を下げることなどの指導がありました。その後、各生産者の圃場を回り、生育状況を確認しました。

きんかん研究会は6名で1㌶作付けし、20㌧の出荷量を目指します。

ニラ部会次期作へ向け勉強会 2023.05.15

 ニラ部会は5月15日、川南町の中央事業所会議室で次期作に向けた勉強会を開き、部会員、JA担当職員、メーカーら19名が参加。

 甲斐隆功部会長は「今期の作を無事に終えることができた。片付けなど忙しいと思うが、次期作はさらに高品質のニラを安定出荷出来るよう、今回の勉強会を活かしていこう」と呼びかけました。

 資材取扱店や肥料メーカーは、日射量がここ数年非常に強いと話し、散乱光フィルムで直射日光を和らげる対策や、土作りや育苗など基礎の徹底を行うよう説明しました。

 同部会では来年度、部会員24名が8.3㌶栽培。出荷は5月までで、出荷量255㌧を見込んでいます。

ピーマン部会~地元小学生へ食育活動~ 2023.05.11

 ピーマン部会は5月11日に川南町立通山小学校の6年生35名を対象に食育活動を行いました。この活動は令和元年から続いており、今年で5回目となります。

 同部会の網代宗章さんとJA指導員の角田正樹職員が定植から出荷までの流れや、特別栽培農産物の特徴などを説明。児童から「農業の後継者は多いのか」「天敵のダニは無害なのか」など質問が多く挙がり、網代さんが丁寧に答えていました。

 その後、ピーマンを使った料理実習を開き「ピーマンのモチピザ」と「ピーマンの種の天ぷら」を作りました。ピーマンが苦手な児童にも好評で進んで食べる姿が見られました。また、ピーマン好きの児童が生ピーマンを実食。「普通のピーマンと違って甘みがある。とっても美味しい」と大好評でした。

 網代さんは「農業人口が減る中で少しでも農業に興味を持つ若い世代の子どもたちが増えると嬉しい」と期待を込め話されました。

ゴーヤ研究会目揃え会 2023.05.10

 ゴーヤ研究会は5月10日、JA尾鈴中央選果場にて目揃え会を行い、会員、JA職員合わせ11名が参加しました。

 当日出荷されたゴーヤを参考に形状、大きさ、等級を確認。同会長の鶴輪耕治さん(57)は「気温が低い分出荷までの日数はかかるが、雨が少なく昨年より良いゴーヤが出来ている。目揃え会でしっかり等級を確認し、品質の高いゴーヤをたくさん出荷していきたい」と話されました。

 目揃え会後は講習会を行い、今後の天候と栽培管理ポイントについて、普及センターの黒木尚主査が説明しました。

 同研究会は今年度、会員7名が1を栽培し、17を出荷する見込みです。

大玉トマト部会目揃え会 2023.04.26

 4月26日、JA尾鈴大玉トマト部会は、ゴールデンウィークの出荷に向け、目揃え会を開き生産者9名が参加しました。山本浩一副部会長は「天候などの影響で出荷量が例年に比べ少ないため品質が重要になる。特に色合いに注意して、より高品質なトマトの出荷に努めていきたい」と話されました。

この日は前日に出荷されたものを並べ、主に出荷時の色合いについて確認。JA尾鈴営農指導課・藤野晃暉職員は「個人ごとの色のばらつきが見られる。選果場でも確認を行うが、色合いを意識して収穫・選果をしてほしい」と呼びかけました。

出荷は5月下旬頃まで続き、会員18名が510アールを作付けし、670トンの出荷量を目指します。

露地胡瓜部会品種説明会 2023.04.18

 4月中旬、JA尾鈴露地胡瓜部会は品種説明会を開き、部会員、JA指導員あわせて10名が参加しました。

 (株)埼玉原種育成会と(株)久留米原種育成会が露地栽培に適した品種をそれぞれ4~5種類紹介。また、基本的な栽培ポイントについても説明しました。

 説明会後には、普及センター黒木尚主査が今後の天候の見通しについて説明。夏場の焼けや草勢低下に注意し潅水をこまめに行うよう呼びかけました。

 同部会はこれから定植を行い、7月頃に出荷のピークを迎えます。

スイートコーン部会初出荷~高品質維持に努める~ 2023.04.17

 4月中旬から、JA尾鈴ではハウススイートコーンの出荷が始まり、多い日には日量5トン、1000ケースの荷受けがありました。

 17日には出荷説明会を開き、部会員・JAで17人が集まり、取扱要領の確認をしました。

 税田純史副部会長は「今年も取引市場から尾鈴産スイートコーン2Lサイズへの大きな期待が寄せらた。霜害の影響も一部あったが、今後の品質管理を徹底していただき、消費者の期待に応えられるよう部会一丸となり頑張りましょう」と呼びかけました。

 説明会では、6月後半に品質が落ちてくる傾向がある為、出荷から販売まで鮮度保持、適期収穫に努ます。また、夜明け前から収穫し、真空予冷後に予冷庫にて保管し鮮度維持に努め、荷受けから出荷までの日数を縮め品質を保つ対策を行います。

 今年度は2Lサイズ中心で5月中旬をピークに出荷される見込みです。

茶部会令和5年産一番茶スタート 2023.04.11

 11日、JA尾鈴管内で一番茶の摘採が始まりました。8㌶を栽培する井尻恵史郎さん(川南町・鵜戸ノ本)の圃場では、父・恵雄さんが乗用摘採機を操り、7~8㎝に伸びた鮮やかな黄緑色の新芽を次々に摘み取っていきます。

 この日、摘採した「さえみどり」の生葉約300㎏は、60㎏の深蒸し煎茶へと製茶し、翌12日のJA宮崎経済連の初入札にかけられました。

 令和5年産の新茶に「最近は気温が安定していたため、生育も順調。一時冷え込み心配したが、対策したおかげで被害を抑えられた。新芽がきれいに生え揃い、品質・収量ともに十分期待できる」と話されました。

 また、恵史郎さんは「日本茶インストラクター」の資格を持っており「コロナも落ち着き外出する方も増えた。川南にも足を運んでいただき、尾鈴産新茶の豊かな香りと味を楽しんでほしい」と力を込めます。

 JA尾鈴茶部会では26名が約150㌶で栽培し、県内有数の生産量を誇る。この一番茶は4月下旬に最盛期を迎え、二番茶は5月中旬からの予定です。

宮崎県農業協同組合      尾鈴地区本部

〒889-1301
宮崎県児湯郡川南町大字川南13658-1
TEL:0983-27-1121
FAX:0983-27-4503

 

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