JA尾鈴は、消費者と生産者をつなぐ「架け橋」を目指し、活動しています。

suger&salt

1月18日(木) 「低コスト」

 いつも通りテレビをつけたまま新聞を開いていると、「間もなくロケットが発射されます」と聞こえてきました。画面を見ると発射台とロケットが映っています。アナウンサーが「発射時刻は66分」という画面の時刻表示は『06:04』。急いで外に出ました。

 添付写真はその時のものです。内之浦から発射されるロケットを、過去にも我が家から見た経験があるので、南の空を眺めながらその時を待ちました。今朝は寒くもなく、そして待つ間もなく噴射の炎が見えましたが、点のようなものです。写真左がたぶん1段目切り離しの時と想定します。

 この時噴射されたガスのようなものが、写真左方向(東の空)へ流れるのを肉眼でとらえることができました。その25分後の様子が写真中央です。さらにその10分後、東の空が明るくなり始めた頃にはあたかもオーロラのような色と姿になっていました。右の写真(6:40)です。

 天体劇場を見せてくれたのが、新型ロケット「イプシロン」3号機で、地上500㌔の軌道への衛星投入に成功したと、7時のニュースで報じていました。低コストだが、それでも40億円の費用が掛かるそうです。桁は違いますが、我々も経費削減を模索しながら、最大限の組合員奉仕ができるよう努力していきます。

1月17日(水) 「矛盾」

 不満に感じていることがあります。すでにご承知の方もいらっしゃるでしょうが、ガソリンに対する二重課税の問題です。自分が気付いたのは2014年ですからほぼ3年前のことです。ノートを整理していて当時のメモを発見したので、知らない方がいればと思い書いています。

 何から得た情報かは記していませんが、『ガソリン1㍑当 ガソリン税53.80 石油石炭税 2.54 +消費税 4.50』というメモです。問題なのは、この+消費税 4.50で、ガソリン税と石油税の合計額56.34円に対する消費税です。

 現在のガソリン価格は140円~150円位でしょう。140円であった場合、ガソリン価格129.63円と消費税10.37円になります。ガソリン価格129.63円には、ガソリン税と石油税の合計額56.34の税金が加えられているので、ガソリン本体はそれを差し引いた73.29です。本来はこれに消費税5.86が加わり、135.4956.3473.295.86)で購入できる計算です。

 つまり税金相当分に掛けられた消費税 4.50分を余計に払っている、言い換えれば本来4.50安く140円ではなく135.50円で買えるはずです。ちなみに軽油は32.1円の軽油税を差し引いた金額で消費税が計算されます。この矛盾は早急に改正して欲しいと願っています。

※写真は紅葉

1月16日(火) 「年齢と記憶力」

 昨日書いた「もぐらたたき」、やはり14日に実施されたことが地元紙に載っていました。五穀豊穣を願う行事に間違いはなかったものの、「モグラ打ち」と紹介されていました。たしか昨年は「もぐらたたき」だったはず、記憶違い?

 昨日の文章中「昨日あったはずです」と書いたのは、お通夜の帰りに子供の集団を見たからです。何故この時間にと思い当たったのがこの行事でした。家々ではお礼のお菓子がもらえたようで、ハロウィーンも「お菓子をくれないとイタズラするよ」と子供たちが叫びながら家々を回るそうなので、似たような行事です。

 そして「今日は何の日?」、何となく思い当たるので、過去の記事を探してみました。そうするとありました。昨年の10月10日に、体育の日が変更になったことを書いていました。9月分以降は削除してないので、まだ残っていました。

 これもいつか書いたと記憶していますが、40代前半くらいまでは記憶力も万全だったような気がする(そうでなくても、そう思っていた)し、当時の上司が「昨日の記憶がない」というのを冗談だと思っていたくらいでした。残念ながら年齢による様々な衰えには勝てません、記憶力が衰えているのがわかります。

※写真は「サンゴ礁」(マリンワールド海の中道)

1月15日(月) 「今日は何の日?」

 日本農業新聞「四季」の書き出しは、「今日は小正月。…」。ラジオも「小正月」を報じていたので調べると「旧暦の正月15日、あるいは正月14から16日までの称。二番正月。(広辞苑)」とありました。

 私自身は小正月という行事になじみがありませんが、管内には五穀豊穣を願い、子供たちが家々を訪問し地面をたたく「もぐらたたき」いう行事があります。ゲームセンターのモグラタタキではなく、農作物を荒らすモグラを退治する小正月の行事で、昨日あったはずです。

 しかし1月15日というと、どうしても「成人の日」を思い浮かべてしまいます。祝日法の改正で平成12年から「成人の日」は1月の第2、「敬老の日」が9月の第3、「体育の日」が10月の第2月曜日となりました。だから以前なら今日が「成人の日」であり、敬老の日は「9月15日」体育の日なら「10月10日」とそれぞれはっきりと記憶しています。

 連休になることで働き方改革の一端を担っているでしょうし、ハッピーマンデーの意味も分かります。ただ、第何?月曜日なのかを記憶できず、カレンダーに頼るようでは、祝日のハッピームードも薄れるような気がしますが、皆さんはいかがでしょうか?

※写真は海の花「サンゴ礁」(マリンワールド海の中道)

1月12日(金) 「ラニーニャ」

 ここ数日の冷え込みには驚いています。明日の予報は、県内各地とも氷点下になるらしい。今朝の冷え込みも相当なもので、私の住む地区の簡易水道、山の湧水を利用した我が家独自の水道、どちらも凍っていました。この寒さ、ラニーニャ現象の影響だそうです。

 そんな中、大学入試センター試験が実施されます。昭和50年代半ばに共通一次試験として始まり、その後センター試験へと制度変更され、1月中旬の土曜・日曜と定められているので、58万人もの受験生を困らせる寒波です。新潟のように、積雪での電車トラブルも想定されるので、公共交通機関であっても会場に到着するまでは安心できません。

 無事についても、例年「地理歴史」などで試験開始時刻を間違えるというトラブルが発生していると、朝日新聞にありました。そしてセンター試験を無事に終えても、大阪大学のように、採点間違いが発生しないとも限りません。採点者に委ねるしかありませんが、大学独自の試験に対する疑念は生じました。

 私の息子もセンター試験の経験者ですが、インフルや食べ物、さらには言葉づかいなど、親や親族の心配の種は尽きません。今年は甥も受験生の一人です。受験生のみんながどうか無事に、そして実力を出し切るようにと願うばかりです。

※写真は冬の夜を彩るイルミネーション


1月10日(水) 「性善説と日本人」

 カヌー選手がライバル選手の飲み物に禁止薬物を投入したニュースが昨日から流れています。朝日新聞は昨日の第一面でトップニュースとして報道し、NHKも昼のニュースでは大きく取り扱っていました。

 そして今朝のTVでは、ハンマー投げの室伏広治さんが、自分が口にする物は自己責任で管理すべきであると言っていました。つまり、おとしいれた側でなく、確認せずに飲んだ方に管理能力が備わっていないという内容でした。

 ほとんどの日本人は性善説の側に立っていると思うのですが、洵子(じゅんし)の唱える性悪説こそが世界標準なのだろうかと、大きな違和感を覚えたインタビューでした。スポーツ界はそのような認識なのでしょう。室伏氏は、自分は食事の席を離れる時は監視を依頼していたと言っていました。

 報道では、競争が激しくなると発生するといったものや性悪説に触れた内容のものもあったし、東京オリンピックという特別舞台だからこそ発生したとも。監視カメラ導入も想定されているようで、日本人の倫理観はどうなったのか、何となくさびしいニュースでした。

※酒の空き瓶とスイートピー

1月9日(火) 「飲酒の区切り」

 新年おめでとうございます。年末年始があわただしく過ぎ去り、ようやく落ち着いた年の初めを迎えたような気がします。新年会に賀詞交歓会とすべてが終わり、今日から気分も新たに「よーいドン!」といった、約半月ぶりに更新を手掛ける今の心境です。

 今年は例年の新年会に加えて中学校の還暦同窓会もあり、久方ぶりに旧交を温める機会にも恵まれました。それぞれに年齢を加えており、年相応に見える人、白髪もシワもなく若く見える人、その逆で随分と苦労したように見える人など様々でした。年内に開催された高校の同窓会も同じ様子でした。

 私の住む都農町には100人を収容できる店がないため、今回の同窓会はJA都農支所の大会議室を借りての開催でした。料理はAコープのオードブル、花屋がテーブルフラワーを提供し、魚屋が仕入代だけで刺身を、そして赤飯を女性全員に配った人など本当の手作り同窓会でした。もちろん準備も後片付けも我々の手で。

 ただ残念だったのは、卒業生のほぼ1割にあたる24人が還暦を迎えることができないことでした。この年齢になれば、いつ何があってもおかしくないでしょうが、65歳まで働くという人、後継者の農業を手伝う人、まだ就職が決まってない人など、次に会う日を楽しみにお開きとなりました。

※写真はスイートピーの花

12月25日(月) 「能力」

 人間の能力、記憶力に個人差があることは承知しているが、これほどまでとは思ませんでした。楽譜を見ずに、と言いたいがこれは正しくない。正確に表現すると楽譜なしで20数分のピアノ演奏をしてしまう、それも40人ほどのオーケストラとのコラボで。

 書き出しから自分の感想を並べたので、これを読まれる方には何のことかお分かりにならないかもしれません。じつは昨日、川南町で開催されたモーツァルト音楽祭でのピアニストのことです。手元にプログラムがないので、何の曲だったかの説明もできませんが、とにかく「よく楽譜も見ずに」と感心しました。

 練習の成果かもしれませんし、指が記憶しているのかもしれないと思うほど、メロディーだけでなく強弱(用語を知らないのであしからず)やオーケストラとの駆け引きまでも。今年は17回目で、昨年も会場に足を運んでいるのですが、このような感想は持ちませんでした。ちなみにピアニストは日本人と外国人の二人です。女性だから感動したのだろうと勘繰る方もあるでしょうが、二人とも男性です。

 あたりまえを当たり前で済ませない、これができる人間はごく少数かもしれません。そのきっかけをくれたのは今話題の「君たちはどう生きるか」です。漫画版を図書館で借り、原作を購入したことは先に書きましたが、その中にある「ニュートンとりんご」が鮮明に記憶に残っています。乏しい能力ながら、少しでもJAに貢献できるようにと努力しています。

※写真手前が外国人のピアニスト(サイン中)

12月22日(金) 「冬至」

 今日は冬至。「とうじ」と入力して変換すると「当時」が出た。なるほど「とうじ」にもいろいろあるなと思い調べてみると、これ以外に杜氏(酒を醸造する長)・投餌(魚介類に餌を与えること)・湯治(温泉に浴して病気を治療すること:いずれも「広辞苑」)・東寺答辞などありました。

 それはさておき、昼の時間が1年で最も短い日が今日ですから、夜が一番長い日でもあります。ゆず湯やかぼちゃなどの風習は、厳しい冬を乗り切るための先人の知恵でしょうし、それなりの理由もあるはずです。ゆず湯は湯冷めしにくいからだろうと想像しますが、かぼちゃの理由を知りませんでした。

 テレビで『ん』のつく食べ物、と言っていたので調べてみると「のつく食べ物」が冬の七草とありました。だからかぼちゃ南瓜(なんきん)になるようです。そして残りがレンコン・人参・銀杏・金柑・寒天・うどんの6つであることも。この齢になって初めて、南瓜が食卓を飾る意味を知りました。

 「冬至冬なか冬始め」ということわざがあるように、暦の上では冬の真ん中ですが、寒の本番はこれからです。今年は例年以上に厳しいようで、インフルエンザの流行も1カ月以上早めでした。そして鳥フルも気になります。予防のために、足踏みマットが設置してあります。是非ともご協力を!よろしくお願いします。

※写真は南天(が付きますが、冬至との関連はないようです)

12月20日(水) 「制度改造」

 日本の技術に不信感が増すような不正がまた判明しました。三菱は11月に子会社3社のデータ改ざんを発表したばかり。一方のSUBARUは、4月に社名を富士重工から変更したばかりで、心機一転だったはずです。

 8日(金)に書いた池井戸潤氏の「七つの会議」に以下のようなくだりがあります。『本件、隠蔽せよ』『過去にも同じような不正が行われていた。私と担当者だけの秘密ということになっていた。』『表沙汰になったときの社会的影響を考えた場合、こうする以外に方法はない。発表しない限り、本件が表沙汰になることはない』

 これは小説ですが、いかにもありそうな会話です。タカタのエアバッグに端を発した種々の問題、日本のウミが一気に噴きしたような感じさえします。これは製造業に限らず、我々日本人全般に共通する根本的な問題ではないのだろうか。それこそ《日本制度改造》が必要かもしれません。「改革とは、当初はプラスであっても時がたつにつれてマイナス面が目立ってきたことを改める行為だ塩野七生著「ローマ人の物語」より)」。

 今朝のニュースでは、「トップが腐ると職員も腐る」といった内容の厳しいコメントがありました。SUBARUの社長は会見で「会社の体質の全面的な刷新に、私が先頭に立って役員全員で取り組む」と言っています。まさにその通りだと思うし、対岸の火事どころかどこにでもあり得る、と気を引き締めた次第です。

※写真は山の樹に実る梨

12月18日(月) 「図書館 PartⅡ」

 羽賀翔一(画)、吉野源三郎(原作)の『漫画 君たちはどう生きるか』、先週図書館で借りることができました。この本を知ったのはテレビだったと思います。その時点ではようやく10万部に達する位の部数だったような気がします。

 数日して図書館に寄ったついでに尋ねると、基本的に漫画は購入しないとの返答があったので、その時は原作が入れば読んでみようかくらいでした。ところが本屋に寄るたびに、新刊コーナーに置いてある『漫画 君たちは』のタイトルカバーは「40万部突破」、次に覗くと「70万部突破」と、破竹の勢いで、購入しようか迷っていました。ついにはラジオが「90万部突破」を告げていました。

 図書館を訪ねた数日後、原作も漫画も両方購入したので、良ければどうぞとのこと。すぐに図書館へ行きました。漫画のほうを借りましたが、読みやすかったし、ぜひ原作も読みたいという気分にもなっていました。返却したときに尋ねると、話題作だけに原作は貸出中でしかも次の予約もあるとのこと。予約しますか?のありがたい申し出に、丁寧におことわりしました。

 そのとき原作を蔵書にしようという考えに変わったものですから。文芸春秋の社長さん、図書館の貸出効果にはこんなこともありますので、むげに貸出中止を訴えないでください。ただしこの本は岩波文庫でした、あしからず。

※写真は庭の花

12月15日(金) 「図書館」

 先週8日は池井戸潤氏の「七つの会議」、今週12日は清武英利氏の「石つぶて」を題材としてこの欄を書きました。それ以前にも本を題材として書いたことがありますが、これらは自分の蔵書でなく、ほとんどは図書館から借りたものです。

 10月の全国図書館大会で、出版社の社長が図書館に対し「文庫の貸出をやめてください」と訴えたそうです。年々減少する本や雑誌の出庫数を考えれば、出版業界の苦悩も理解できますが、これが原因とも思えません。以前から言われる活字離れ、さらにはスマホの普及など、これらの影響のほうが大きいと考えるのですが、いかがでしょうか。

 図書館の利点は、現在発刊されてないものが蔵書としてある、そして自館に無い場合でも県内横断検索で調達してくれる。清武英利氏の「石つぶて」は国富町図書館からの借り物でした。こんな利用ができる図書館は、自分にとっては重要な存在です。まれに単行本を購入することはありますが、自分で購入するのはほとんど文庫本です。その特徴は単純に低価格、持ち運びに便利、破損しても平気、名作も多いなどです。

 都農町民図書館、そして川南町立図書館、さらには県内の各公立図書館にこの欄を借りてお礼を申し上げます。来年は利用する機会がさらに増えるので、今後ともよろしくお願いします。

※写真は真っ赤に色づいた紅葉

12月14日(木) 「ジューシー?」

 当JAを退職した職員が集う職員OB会が先日開催されました。私も元職員ですが、役員としてお迎えしました。90歳が近いのに元気な大先輩、結婚を機に退職された方など、幅広い年齢層の集まりでした。そして昨年は出席されたのに、今年は空の上からご覧になっている方もおられ、黙とうをささげました。

 そんな先輩の一人に、出勤するなり「『ジャスト・モーメント』朝はこうでなくっちゃ」と言われた方がいます。伝聞ですが『グッド・モーニング』を言い間違えたのだそうです。当人はそんなことを気にする人ではなかったので、これ以外にもたくさんのエピソードがあったと記憶しています。

 そんなことを思い出したのは、鹿児島黒牛を食した首相が「肉汁がぎゅっとしてジューシーだ」と絶賛した、と報じていたからです。以前にも野菜で「ジューシー」発言があり、何となく違和感があったので辞書をめくりました。私の国語辞典には掲載がなく、三省堂の英和辞典に「juicy:水分(しる)の多い」とありました。

 ついでに「安倍首相 ジューシー」でネット検索したら、膨大な数が表示されました。そもそもヒットするとさえ思っていなかったので、ビックリです。違和感を覚える人は結構いるのだと思いました。福島県産の桃に始まり、葉山牛のビーフジャーキーでもジューシー発言があり、物議を醸しているようです。あらためて言葉遣いに気をつけなければと思いました。

※写真は秋から冬にかけての花

12月12日(火) 「財政赤字?」

 外務省の課長が大使館員に「ネクタイとスカーフを揃えとけ。柄なんて適当でいいから」と電話で指示する。受けた方はそんなお金が何処からでるか気になるが、「官邸が必要だと言っているんだから」のひと言で終わり。課長にそう言われれば、まず黙ります。

 これは元外務省職員の証言とのこと。ノン・フィクションとして出版された清武英利著『石つぶて』の一節です。本編は外務省で実際に起こった巨額横領事件を題材としたもので、登場人物は実名で、しかもご存知の名もあります。「課長にそう言われれば、まず黙ります」のくだりは、昨今国会を賑わし、本年度の流行語大賞となった『忖度(そんたく)』そのもののような気がします。

 国家機密費の使途を通じて私腹を肥やす官僚のありようが綴られた内容は、まさに税金の無駄遣いが日常化している様子を描いています。こうなると真面目に税金を納めることにも抵抗があります。

 所得税控除の限度も見直される一方で、教育無償化の実現はほぼ固まったようです。2兆円もの消費税が、当初予定の財政正常化には使用されません。この小説を読むと、正常化しなければならないという財政赤字そのものが、正常な政策として使われた結果なのか疑問がわきます。現国税庁長官にも、是非とも説明して欲しいものです。

※写真は秋から冬にかけての花

12月8日(金) 「小説と現実」

 宴会や忘年会が続くなか、池井戸潤氏の「七つの会議」を読む機会がありました。『倍返し』で話題となった「半沢直樹」シリーズの作者が書いた本です。今年になって次々に判明した企業のデータ改ざんを、あたかも現場取材したような内容だっただけに、一気に読み切りました。

 人気作家の本ですから、読まれた方も多数おられるでしょうし、これから読んでみようと思われる方もいらっしゃるでしょう。「半沢直樹」シリーズ同様、権力や多勢に迎合しない反骨精神の持ち主が必ずどこにも存在するし、仕方なく隠蔽に加担する人もいるという内容でした。

 今回も、内部告発が発端となった事例もあるようです。隠蔽や改ざんがまかり通るようでは、日本が誇った物づくりの精密や高品質は危機に直面しています。日本産農畜産物の安全性や高品質が、ようやく世界に認められだしたのに、工業製品の相反する出来事には無念を感じます。

 自分も過去には突っ張っていた時期があり、「長いものには巻かれろ」と言われたことがありました。当時、その言葉には納得しなかったし、年齢を重ねた今も丸くなった自分を見つけることができません。「それも人生」と思う還暦を迎えた人間がいます。

※写真は秋の花

12月1日(金) 「スマホ」

 「ファビング」という英語があると、先月の「天声人語」で紹介されていました。フォン(電話)とスナビング(無視)を合成した新語との説明で、意味はスマホを使用して目の前の人を無視する行為を指すそうです。

 その1週間後の地元紙「くろしお」でも、暴力を振るわれた力士が先輩の説教中にスマホを扱っていた件についての記述がありました。いずれの記事も、先日引退を表明した横綱・日馬富士の暴力の発端となったので、連日テレビで取り上げられたようです。

 アメリカのハワイ州では、歩きスマホで道路を横断すると罰金が科せられる法律が制定されました。日本に限らず、合成新語が登場するほど世界中の人がスマホに夢中になりやすいことを、あらためて知らされました。居酒屋やレストランなどでも良く目にします。向き合って座る2人が、あるいは数人のグループのほぼ全員が下を向き、スマホを操作している風景を。

 というようなことを考えていたら、わがJAの食堂でも同じような風景がありました。特に若い職員を中心に、一人だと当然、二人で向かい合っていても並んで座っていても、テーブルにスマホを置き操作しています。年齢層が高くなるにつれてその数が減少していくのが確認できます。自分は当然若くないので。

※写真は11月のアマリリス

11月30日(木) 「明日から」

 今日で11月も終わり。年齢を重ねるにつれて、月日の経過が早まるような気がするのですが、気のせいでしょうか。

 ここ10日ほどの間に、ちまたでは様々な出来事があったようです。相撲界を揺るがし連日ニュースに取り上げられた事件は、ついに横綱が引退を表明するに至りました。しばらく静かだった北朝鮮も3カ月ぶりにミサイルを発射。そして企業のデータ改ざんはとどまるところを知りません。

 いっぽう当JAでは大行事「農業まつり」を26日に終えました。農の恵みに、そして地域の方々の日ごろの協力にも感謝し、収穫を祝う目的で開催します。農業まつりを開催しない年は、スケールを小さくした「収穫祭」を開催します。

 明日からは師走。火曜日から続く飲み会も、とりあえずは明日までの4日で終了。来週も4日の予定が組まれているので、体の調子に気を配りながら、少しだけ飲んできます。

※写真は「農業まつり」で、職員のふるまい鍋に並ぶ行列

11月20日(月) 「紅葉狩り」

 寒くなりました。1週間前も同じような書き出しですが、寒波の度合いが違います。天気予報では「年末・年始と同じ」とか「地方によっては1月中・下旬の気温」などと言っていました。それは真冬と同じということです。昨年の今頃は、まだまだ暖かく少し動くと汗をかいていたような気がするのですが。

 じつは昨日、紅葉狩りでもと思い立ち、急きょ「耶馬渓」へと車を走らせました。出発が遅かったので、別府サービスエリアまでの2時間半は休憩なしで行きました。車を降りたとたんにものすごく冷たい北寄りの強風が吹いていました。ほとんどの人が防寒着の襟を立て、肩をすぼめ足早に建物に駆け込んでいます。

 運転中、道路わきの樹木や竹が風に大きくなびいていたのには気が付いていたのですが、まさかこんなに寒いとは考えてもみませんでした。別府に入る頃フロントガラスが濡れていたのは、雪が解けた雨だったようです。大分自動車道に入り由布岳を正面にした時、頂上のすぐ上は黒い雲が被さり、山頂付近は雪で覆われていました。寒いはずです。

 目的の耶馬渓には着いたのですが、山岳地の狭い道路はノロノロ運転の大渋滞。車道も歩道も大混雑。多くの観光客が車のすぐ横を、あっちに行き、こっちに行き。1キロほどの道のりを相当な時間をかけてようやく通り抜け、駐車場に着いた時には寄っていく気持ちはすでに失せていました。来年は観光客の少ない時期にと思いました??

※写真は車の中から撮影した「耶馬溪」

11月13日(月) 「冬へ」

 寒くなりました。今朝のように寒いと、冬はすぐそこまで来ているなと感じます。そんな昨日の日曜日は、前回書いた「しめ縄」を飾った集落の祭りが催されました。

 水神(すいじん)と氏神(うじがみ)の2か所で神官にお祓いをしてもらい、氏神の祠(ほこら)に短い方を、水神を祭る両脇の樹に長い方をくくり付けました。今回、水神の祠を移動したので、しめ縄の長さが若干足りず紐を継ぎ足すハプニングもありました。

 今週の15日が七五三ですが、日曜日にお参りする人が増えているし、納骨の予定もあるので神官はお祓いが終わったらすぐに帰るとのこと。「かき入れ時ですね」と話しを向けると「年中あるわけではないので」との返答。確かに。

 県内各地で豊作を祝う祭りや神楽が奉納されているようです。地域によっては冬まつりへと移っていきます。山沿いの地区では夜神楽もまわれます。都農町では台風の影響で延期されていたワインハーベストフェスティバルも賑わったようです。季節は確実に冬へと向かっています。

※写真は冬の準備が進む山の木々

11月6日(月) 「しめ縄」

 台風22号の通過した先週日曜の午後、管内の川南町の一角にある国の史跡「宗麟原供養塔」に行ってきました。12日に開催される供養祭に使用するための本格的な大小のしめ縄を、神社等に奉納する人の指導で作るというので、その見学が目的でした。

 じつは私の住む集落も同じ12日に村祭りが予定されており、水神様に飾る小さなしめ縄を作成する必要があったからです。昨年まではわたしの父と、父のいとこの二人が拵えていました。父も90歳を過ぎ、父のいとこも今年息子の住む大分へ転居したので、誰かが技術を習得する必要がありました。

 「左縄」の手編みを見学させてもらい、2本編みを見よう見まねで作成し、ほぼ満足の出来だったので3本編みはビデオに撮影して終了としました。これが大きな間違いでした。指導する方は、いとも簡単に3本編みを作っていたので、要領は同じだろうと考えたのが間違いでした。まったく違いました。

 昨年まで父たちが編んでいたしめ縄は2本編みだったので、今年はこれで勘弁してもらい、来年に向けて3本よりの技術を習得したいと考えています。ちなみにブルーシートの上で作業をしている左写真がベテランの指導者で、縄の中心にいくに従い編み込むわらの数も増え、きれいな中ぶくれの出来上がりになります。写真右が私の作成した2本よりの貧弱すぎるしめ縄です。

11月2日(木) 「ものび」

 「ワン・ワン・ワン」で昨日は犬の日だったそうです。「なるほど」と、今朝のテレビで知りました。一年にわたって毎日が、設立日や開始日・記念日が、そして語呂合わせで「○○の日」とされています。

 たぶんこの日に合わせての発表でしょうが、ソニーがロボット犬「アイボ」の来年1月発売を発表しました。価格は29万円ほどですが、人工知能を搭載しており、飼い主(購入者)が喜ぶ行動まで習得するそうです。こうなるとオモチャの世界を脱し、自家用車を購入するような感覚かなと思えます。

 わがJAに関する物日もあります。1月21日の「スイートピーの日」です。1月に最盛期を迎え、その4枚の花弁が左右対称に1・2・1と並んでいることから制定されたようです。ちなみに松田聖子さんの「赤いスイートピー」が発売された日だそうです。詳しくは「大田花き」のホームページをご覧ください、当JAのスイートピーも展示してあります。

 昨日書いたように十三夜の月を眺め、焼酎の日を祈念して原液で一杯を頂戴しました。やはり夜になると冷えてきて、コップ半分も飲まないうちに家の中へ退散しました。残りの半分とプラスαはテレビを見ながらゆっくりと戴きました。

※写真は我が家から見た「十三夜の月」

11月1日(水) 「焼酎バンザイ」

 きょうは「本格焼酎と泡盛の日」だそうです。日本農業新聞は『四季』で「鹿児島に三つのあり」の書き出しで「焼酎」を紹介しています。日本経済新聞は第2部で、全面広告ながら8ページにわたってキャンペーンを展開しています。地元紙にも酒造会社が大きな広告を掲載しています。

 通称「しょちゅくれ(アル中の別称?)」と呼ばれる自分のこと、これらの記事や広告を見逃すはずがありません。現在は国内なら当たり前に焼酎を注文できますが、以前は置いてある店がなかったので旅行では手分けして持参していました。それが今や北海道のコンビニでも売っています。

 ただ朝日新聞の『折々のことば』で紹介された、やしきたかじんの「原液のまま」は、たぶんウィスキーのことでしょうが、解説文にはアルコールに関する言葉がなかったものですから、勝手に焼酎と想像しています。そして彼は、原液を薄めるのが嫌だったと書いてあります。

 毎晩の晩酌、わが地方では『だりゃめ』と言いますが、『だれやめ(晩酌で疲れを癒す)』という言い方のほうが普及しているようです。呼称はどうあれ飲めればよいので、今宵は焼酎に感謝しつつ、しみじみと十三夜の月を眺め原液のまま一杯の、そして2杯のだりゃめを頂戴するつもりです。

※写真は川南町農業委員会が、耕作放棄地で栽培した甘藷で製造した焼酎『トロントロン』

10月31日(火) 「景気」

 台風一過、寒い朝を迎えました。新聞を読むのに寒すぎて、上着を羽織りました。今朝は全国各地、この秋一番の冷え込みだったようです。

 昨年よりも早く木枯らしが吹き荒れたなどのニュースが流れ、昨夜の天気予報では宮崎でも山間部では霜の恐れもあると報じていたので、その予兆はありました。ただし九州では昼間の気温は20度を超える予想でしたが、そのとおりとなり上着など全く不用でした。

 そんな10月も今日で終わり、世間はハロウィーンで賑わうようですが、当JAは第3四半期の締めくくりです。その結果が数字として表れるのは中旬頃です。今からの最終第4四半期こそが勝負となる部署もありますが、ほとんどの部署で第3四半期の数字を基に、年間実績の最終着地点が見えてきます。今のところほぼ昨年並みだろうと予測しており、厳しい決算はどうにか免れそうです。

 ところが株式市場は16営業日連続の高騰と、うらやましい限りの好調を維持しています。しかしながら一般国民に好景気の実感はなく、「懐に寒風吹きすさぶ厳しい冬」といったところです。意味不明の総選挙も終わりました。質疑時間の攻防ではなく、国民が好景気の恩恵を実感できる政策論争にこそ焦点を当ててもらいたいものです。

※写真は庭の花

10月30日(月) 「もう来ない?」

 台風が2週連続で襲しました。今回の台風は先週末の21号より宮崎への影響はかなり小さくなるだろうと、都合の良い予想をしていました。私だけでなく、多くの人がそう思ったに違いないと考えていますが、いかがでしょうか。

 ところが被害は考えた以上に大きく、勝手な妄想を粉々に砕く結果となりました。影響が小さいだろうと考えた根拠のひとつが中心気圧です。21号の中心気圧は九州へ接近するにつれて低下し、最終的には915hpsまで発達しました。それが今回は沖縄東方通過時も、九州接近時も975hpsを維持したままでした。これが一つ目の勘違いです。

 そして二つめが進路です。21号の当初予想進路には、南九州上陸の可能性もありましたが、今回のそれは九州の南方海上で大きく太平洋にそれるルートでした。だから大型台風といえども、大丈夫だろうと考えてしまいました。

 “のど元過ぎれば熱さを忘れる”ではありませんが、どうしても楽観視する傾向があります。それが豪雨災害等で避難が遅れる原因にもなります。だからこそ人間はおろかだと言えばその通りですが、今回は死者・行方不明者がいないのが幸いでした。もう来ないでしょう。

※写真は秋の庭

10月23日(月) 「通過?」

 台風21号は宮崎のはるか沖合いを通過したので、ほとんど被害を受けずに済みました。そして雨雲も一緒に運び去ってくれたので、今朝は10日ぶりに晴れた朝を迎えました。

 ただ、宮崎にとって被害が無くても、土砂崩れや浸水など、あちこちで様々な災害が発生しているようです。亡くなった方や行方不明者もいるようで、上陸した地方、雨・風の被害を受けた地域など、心よりお見舞い申し上げます。

 そんな晴れ間もいつまで続くのやら、今日の昼には次の台風となるであろう熱帯低気圧が、21号の発生した地点の海上に生まれています。日本近海の海水温が高かったからでしょう、21号は当初予想よりも強力に、そして大型化しました。

 どんな進路をとろうとも、そして上陸しなくとも、先島諸島や八丈島など離島は必ず被害を受けています。気象用語では、台風の「上陸」は九州・四国・本州・北海道の海岸に達した場合に限り、沖縄などは直撃しても「通過」だそうです。差別的な用語のような気もしますが、21号通過で海水温が下がり、熱帯低気圧が大型化しないように。単なる通過で終わるように。

※写真は台風通過後の昨日の夕焼け

10月20日(金) 「今頃台風?」

 台風が来そうだ。21号が発生し、北上している。来てくれなくてよいのに、やって来る。まったくもってありがたくない気象です。

 紅葉の時期も近づき、少し寒くなり、今から冬を迎えようというこの時期に。台風が過ぎ去るまでは、雨模様の天気が続くことでしょう。

 予想進路は日向灘沖を北上し、中心は高知から紀伊半島方向を向いているようです。21日から22日にかけて勢力を強めるようで、中心気圧945hpaとの予報もあります。

 日曜日以降の進路が、7月に上陸した5号に似ているように感じます。同じような被害が出ないことを祈るばかりです。

※写真は庭の花

10月19日(木) 「スポーツの秋」

 きょうは女性部川南支部のミニ運動会に参加し、久しぶりに体を動かしました。主治医からは定期健診のたびに、最低週1回40分以上、汗を流すような運動をと指導されますが、なかなか実行しません。

 まずは準備運動のラジオ体操から、いつやったか記憶にもないくらいですが、入念に体を動かすと終わった時には汗ばむくらいに体温が上昇していました。音楽に合わせ、間違うこともなく、最後まできちんとできたことには自分でも感心しました。「三つ子の魂…」ではないでしょうが、小学校で覚えた体操は、体が記憶しているのでしょう。

 運動会ですから障害物競走やリレーがあるのは当然ですが、プログラムには「せんぐ撒き」までありました。70歳以上の部と、それ以下の部に分けられた催しは大反響でした。「せんぐ撒き」は、本来餅を主体に撒くのですが、今回はお菓子だけなのにその盛り上がり方はすさまじいくらいでした。

 最後には参加者全員に景品が当たる抽選会も準備してあり、様々なAコープ商品が配られました。150名が参加した運動会は、けが人もなく無事に終了することができました。そして多くの方と触れ合うことができたのも、私にとって大きな収穫でした。良い汗はかいたのですが、2日ほどして体のあちこちが痛み、「なんでだろう?」と思う事のないよう、常に運動を心がけたいものです。

※写真はリレーのスタートと、アンカーを務めるために準備運動中の幹部たち

10月18日(火) 「食品ロス」

 10月16日は世界食料デーと、日本農業新聞の四季蘭で知りました。その16日に大手小売りが、賞味期限を「年月」表示に切り替えると地元紙やテレビで報道されました。

 まさに食料デーのその日に、食料の廃棄問題をぶつけてきたように感じたので、取り上げてみました。まだ食べることができるのに廃棄される「食品ロス」が年間600万トンを超えることを、以前にも取り上げました。これは国連が実施する食料援助の320万トンをはるかに上回る量です。世界の飢餓人口が8億人といわれるいま、日本は輸入して捨てる無駄な食料を減らすだけでも、国際貢献になるはずです。

 加工食品の賞味期限から「日」が消えるだけで、単純でも半月は期限が伸びる計算になります。テレビで紹介されたのは、いくら不足が見込まれようと「10日」期限の倉庫には、「5日」期限の品物は補充できないとのことでした。地元紙には、売れ残った賞味期限前の食品を生活困窮家庭に寄付する取り組みや、売れ残り食品を肥料にリサイクルする取り組みも紹介されていました。

 日経には、栃木県のパン屋がパンの缶詰を、賞味期限が切れる1年前に回収し、発展途上国に義援物資として届けていることも紹介されていました。もちろんこのような取り組みは必要ですが、食品ロスを生じない取り組みこそ必要なのではと、あらためて考えた日でした。

※写真は白い彼岸花

10月13日(金) 「選挙権」

 報道は10月に入ってから選挙一色で、10日に公示があったもののすでに食傷気味です。昨日は与党有利との報が流れ、幹事長や代表が油断するなと引き締めにかかったようです。

 朝礼や会議冒頭のあいさつで、若い職員には棄権することなく必ず投票に行くようにと話しています。投票しなければ何も変わらないし、少しずつでも自分の意思を表明することが将来につながるからと、棄権防止に少しでも役立てばと思いながら。

 自分は一回も棄権したことはありませんが、今回はどうにも意識が高まりません。争点が見えないこともあるのでしょうが、耳触りの良い公約しかないことも一因のような気がします。以前書いたように消費税だけでなく、憲法改正にしても、国会でまともに議論しつくしても結論が出ない時なら解散総選挙もありでしょう。議員としての責務を果たすことなく、自分たちの都合で解散しながら6百億とも8百億円ともいわれる選挙費用、そんな無駄遣いは本当にもったいない。

 最近、新聞の選挙関連は読まないし、テレビで党首の演説や候補者の政見放送になるとチャンネルを替えています。どうしても白々しく映るからです。本音を見透かす若者もいるでしょうし、将来を任せるに足る政治家がいなければ棄権もするでしょう。こんなくだらない選挙はこれきりにしてもらいたいものです。選挙権年齢を18歳にしたのだから、若者が希望の持てる政治を。

※写真は畑に咲く豆の花~政治と違い、いずれ必ず実を結びます。

10月10日(火) 「今日は何の日?」

 53年前のきょう、東京オリンピックの開会式がありました。晴れの日が多いこの日に決まり、24日の閉会式まで15日間の大会だったようです。小学1年生だった当時、通っていた分校の講堂でテレビ観戦した記憶がかすかにあります。講堂なんて知らない方が多いでしょう。体育館のようなものと思っていただければ、ほぼ間違いありません。

 自宅にはテレビが無かったので、のちに観た感想を当時の記憶と勘違いしているのでしょう、バレーボールの「東洋の魔女」や重量挙げの三宅選手、そしてマラソンのアベベ選手らが金メダルを獲得したのを覚えています。特にアベベは裸足のランナーとして有名だったと。

 その東京オリンピックを記念して10月10日は「体育の日」に定められました。ところが平成12年の祝日法の改正により、第2月曜日に変更となりました。それから18年が経過したにもかかわらず、私の頭の中の体育の日は今でも「10月10日」です。

 第2月曜日になじまないうちに、「スポーツの日」に衣替えするとのニュースも流れました。解散総選挙で一旦はご破算になったようです。しかし2020年の東京オリンピックを見据えた変更ですから、改選後のスポーツ議員連盟がいずれ法案を提出するでしょう。そして次回は真夏の開催が決定しているようですから「10月10日」は何の日だったか、忘れ去られるかもしれません。

※写真は近所の【キンモクセイ】

10月2日(月) 「モクセイ」

 彼岸花が終わりに近づき、「木犀」の時期がきました。彼岸花の開花は目で確認しますが、木犀はまず強烈な香りで開花を知り、その後に花を確認するというパターンです。

 我が家にあるのは「銀木犀」と昨年書いたのですが、先週末の帰宅時ほのかに匂っていました。翌朝確認すると花弁は随分と散っており、開花に気付かなかっただけのようでした。昨年が10月18日、一昨年が9月25日に開花したと、この欄で書いています。今年は先週の中ごろに開花したのだろうと推測します。

 木犀を「香る」とか「匂う」とか書いてきましたが、「臭う」と感じる方もいると思っています。まず「かおる」には「香る・薫る・馨る」の3つの字があてられ、いずれも良い感じのにおいとして捉えられます。いっぽう「におう」は「匂う・臭う」の2文字があてられますが、一般的に「臭う」の方は良くないにおい「臭気」の意味で使用されるようです。

 木犀のにおいは強烈過ぎて、好きでないと感じる方も多いと聞きました。花弁そのものは非常に小さく、におわなければ咲いているのかどうかも分からないのが「ギンモクセイ」です。「キンモクセイ」のほうは樹がオレンジに染まるので、銀木犀より開花は視覚的には捉えやすいようです。開花時期は年により違いますが、確実に秋がやってきていることは間違いないようです。

※写真は「銀木犀」の樹  明日から出張のため、3日間休筆します。

9月29日(金) 「消費税」

 昨日疑問に思った衆院解散時の『バンザイ』、答えが今朝の「天声人語」にありました。【昨年政界を引退した江田五月氏が自著で「士気を鼓舞する」「いちばん無難なかけ声」「ヤケッパチの絶叫」の3説を挙げる】とのことです。

 「国難突破」や「自己保身」など、立場が違えば名称も変わるが、「消費税の使い道変更」についても国民には賛否両論があるようです。会社経営者層=いわゆる上場企業のCEOクラスへのアンケートによると、消費税は当初の目的通り財政健全化に使用すべきと考える人が多数を占める。ところが一般市民への街頭インタビューでは、とくに子育て世代の主婦を中心に、教育無償化には多数が賛成している。

 これをうがった見方で解釈すると、CEOクラスは裕福なうえに子育ても終わっているから、自分や会社が納めた税金はプライマリーバランスの黒字化に使用すべきと考える。いっぽう子育て世代は、アベノミクスの恩恵も実感できないうえに格差社会により生じた可処分所得の減少で、教育費の重荷は身を持って感じているのでおおむね賛成。

 ただ、ここでちょっと考えてみると、財政赤字削減のための消費税を教育に使うのは赤字を先延ばしにするだけで、結果将来世代にツケを払わせるだけのはずです。社長たちとは違う意味で、消費税には手を付けず、教育無償化を実施するなら本会計で賄うべき、と私は考えます。有権者も痛みを伴う政策提言があっても良いのでは?

※写真はオレンジの彼岸花

9月28日(木) 「バンザイ?」

 今朝は久しぶりの青空で一日がスタートしました。9日からの3日間は全共のため仙台にいたので、宮崎で迎える晴れわたる朝は実に9月8日以来20日ぶりのことです。自分の日記に記録した天気ですから、地域によってはその間に晴れた朝を迎えたところもあるでしょうが。

 こんなすがすがしい天候に恵まれた秋が訪れたというのに、国会周辺は暗雲に包まれています。新党への雪崩的流出を見越した新体制の政党は、合流と分裂含みの方針を。最大与党も新党の勢いと、2回生を始めとする問題議員を多数抱え、連立を組む政党も新党との立ち位置に困惑しているようです。

 そんな状況でも、衆議院議長が解散の詔書を読み上げると、『バンザイ』の大合唱が議場内に。そして議員同士が抱き合う姿も放映されましたが、はたして再びバッヂをつけることができるのでしょうか。今日の登院が最後の議員もいるはずで、そんな不安を抱えた人が『バンザイ』と言うのもおかしい。

 バンザイの起源は知りませんが、国費を使って選挙が行われます。こんな無駄はやめるべきだと考えています。19日の当欄で書いたように解散特権を廃止するか、あるいは制限を設けるべき時機が到来したのではないでしょうか。いったん選任されたら任期いっぱい、そして力の限り働いてもらうのが最善だと思うのですが。首相の都合で我々まで選挙に関わらなければならない、大迷惑が掛かります。

※写真は事務所から見た午後の青空

9月26日(火) 「ことば PartⅢ」

 9月25日は政界でたくさんの「表明」がありました。新聞各紙とも若干表現が違うものの、ほぼ一様に「首相、衆議院解散を表明」が見出しとなっています。私が見た5紙では「発表」とか「明らかにした」は一切なく、全てが「表明」でした。

 かたや小池知事の新党立ち上げと代表就任については「表明」があり、「考えを示した」そして「考えを明らかにした」など、新聞ごとに違っていました。高村副総裁の次期衆院選不出馬については、「表明」が1紙のほかは「明らかにした」がありました。このほかでは谷垣前幹事長の政界引退は「発表」でした。メッセージだったからでしょうか。いっぽう小池新党への離党組の参加動向については「表明」でした。

 いずれもそれぞれの考えや思いを伝えたのに、報道に使用された表現は違っていました。広辞苑では「表明=考えや決意をあらわして明らかにすること」で、「発表=世の中へおもてむきに知らせること」や「考えを明らかにした」との違いはほとんどないに等しいのですが。

 それでも安倍首相の解散が「表明」で統一されているのは、辞書には書いてないことばの決まりがあるのか、それとも報道機関の取り決めがあるのでしょうか。やはり日本語は難しい部分が多いですね。昨日の日経『春秋』に、「日本の郵便制度の父といわれる前島密は漢字の廃止論者でもあった」とありました。これも一理、むべなるかな。これも日本語

※写真は庭の花

9月22日(金) 「ことば PartⅡ」

 ありました。前回「どこかの新聞に(たぶん)」は6月21日の「天声人語」でした。気になる記事などは切り抜いたり書き写したりしますが、整理整頓が下手でどこに収納したかが問題です。スクラップブックを探していたのですが、ノートに挟んだままでした。

 その天声人語では、言語学者の尾谷教授が「ございます」は「あります」を丁寧にした言い方だから、「思ってあります」と言わないので、これを丁寧化した「思ってございます」はおかしな表現だと。そして「思ってございます」は1973(昭和48)年に登場し、今世紀に入って急増したと書いてあります。

 折しも今日の朝刊各紙には、文化庁の「国語に関する世論調査」についての記事が掲載されていました。興味をもって読まれた方も多いと思ってございますが、本来の言い方と異なる、あるいは違った意味として理解する例がいくつもありました。「存続するか滅亡するかの重大な局面」を意味する「存亡の機(使う人83%)」など、私は当り前のようにこの間違った方の使いかたを記憶していました。本来の「存亡の機」を使う人はわずか7%だそうです。このほかにも本来の「足をすくわれる(26%)」より、間違いの「足をすくわれる(64%)」の方が定着しているようです。

 慣用句の意味でも「話のさわり」は「×話の最初の部分」ではなく「話の要点」、「ぞっとしない」は「×恐ろしくない」ではなく「面白くない」など、いずれも半数以上の方が、もちろん私も「×」の方と思っていました。こうなるとやはり10年後には「広辞苑」も大きく改訂されている、ということもありそうな気が?それはないか。

※写真は庭の花

9月20日(水) 「ことば」

 今年参加したある研修でのこと、主催者あいさつで「思ってございます」「なってございます」と最後まで「~てございます」の言い回しが続いた。情勢報告に移ってほっとしたのもつかの間、この説明者も「増加してございます」「考えてございます」と「~てございます」の大合唱。

 はたしてこの組織は、上から下まで全員がこのような言い回しをしているのだろうかと、ちょっと不気味に感じました。と言うのも国会答弁で、特に官僚がこの使い方をしているのが個人的に非常に気になっていたからです。

 そしてこの言い回しが普及する速度が大変速かった。いつの間にか国の出先機関に勤める職員が、そして地方公共団体は県庁から順番に役場職員まで、あっという間に広まったという風に感じています。さらにはJA関係の会議でも使用されるようになり、聞くたびにむずがゆさを覚えるのは私だけなのだろかと辺りを見回すこともあります。

 同じ思いの人はどこかにいるはずです、どこかの新聞に(たぶん)似たようなことが書いてあった記憶があります。ただ「ことば」というのは時代とともに変遷すると、これも何か別の機会に読んだ様な気がします。何となく違和感を覚えるこの言葉も、5年後には「現代用語の基礎知識」に、さらにその5年後には「新明解」に編まれているかもしれません。

※写真は全共審査会場の全体風景

9月19日(火) 「台風と秋風」

 台風18号は先週末から日本列島を縦断し、通過した各地に大きな被害をもたらしたようです。短時間豪雨や竜巻被害が発生しているようで、被災地や被災者には心よりお見舞い申し上げます。

 台風は通過後にさわやかな秋風を運んできましたが、同時に「解散」のニュースも連れてきました。8月の内閣改造前には「全く考えていない」と言っていたのに、支持率が上向いた今、臨時国会召集後すぐにというから驚きです。幹事長は総選挙へ向けて行動を始めたのに、総理は国連総会への出発時に「帰国後に判断したい」と矛盾する発言をしています。

 新聞各紙も「もり・かけ疑惑隠し」や「大義なき解散」から「消費税使途変更を問う」まで、様々な反応を見せています。総理大臣特権とはいうものの突然の解散は、野党の情勢や内閣支持率などを天秤にかけており、国民に目を向けず、まさに政治の私物化だと思います。

 与党の国会議員も国民の代表であることを自覚し、国民が本当に望んでいるのか確認すべきです。地元事務所に確認させればすぐに大勢は判明するはずですし、後援者からもある程度の情報は議員本人に直接伝わっているはずです。それでも「口をはさめない」のは選んだ国民が悪いのか、それとも原因の小選挙区制が悪いのか、あるいは選挙民を無視する解散特権はこの際廃止すべきか。こんな理由の解散なら喜んで投票するのに。

※写真は台風通過翌日、我が家から望む朝日

9月14日(木) 「惜しくも」

 9日からの3日間、宮城県仙台市で開催された全国和牛能力共進会に行ってきました。朝夕は上着が必要との情報があったのですが、終日半そでシャツで過ごせました。それどころか汗が出るような陽気でした。帰り着いた宮崎はとても蒸し暑く感じましたが、翌日は雨の京都へ2日間の出張、ばたばたの5日間でした。

 写真は、満員の共進会場内で休息中の来場者です。会場内は若いカップルや家族連れで大いに賑わい、牛肉の無料試食コーナーは炎天下にもかかわらず長蛇の列です。行列のないブースを見つけ駆け寄ると、整理券の配布が終わり準備中、次は2時間後とのこと。がっかりの連続で、とうとう試食の肉にはたどりつけませんでした。

 審査会場は、牛の入れ替えごとに退場者と入場者の交替があるものの、観覧席は常に満員の状態です。そして通路も常に混雑しており、観客席に空席があると係員がすぐに案内するので、座席を手放す覚悟がなければトイレにも行けません。ぎりぎりまで我慢した末にようやく席を起った次第です。

 地元から出品の「河野久徳さんと『こはる号』」の栄冠を期待したのですが、残念ながら優等賞2席、つまり3区全32頭中の第2位という結果でした。首席は鹿児島代表に譲ったものの、最終順位が決定するまで審査員が何回も2頭を見比べ、観客がかたずをのむ中ようやくの判定が下った結果です。よく頑張ったと思いますし、首席の牛には申し訳ないが、たぶんどちらにするか審査員も迷ったのだと勝手に推測します。もう次回鹿児島大会への準備があちこちで始まっていることでしょう。

※写真は会場内「焼き肉テント」の陰で暑さをしのぐ入場者

9月8日(金) 「全国和牛能力共進会」

 第11回全国和牛能力共進会が始まり、初日は「高校の部(復興特別区)」の結果が発表されました。初代日本一に飛騨高山高校が輝きました。おめでとうございます。

 宮崎県代表の高鍋農業高校は日本一を逃し、惜しくも総合2位でした。ただし、牛の評価ではトップの成績で、取り組み発表を含めた総合評価での結果だったようです。昨日の午後時過ぎ、「高鍋農業高校が1位」との第一報が入り、大いに喜びあいました。

 ところがその十数分後、総合では2位との修正報告。第一報は牛の評価結果であったことが判明しました。学生だけに生体審査だけでなく、取り組み発表の審査もあったようで、この仕組みを知らずに第一報の生体審査だけを総合評価と勘違いしました。実際に臨場してないのだから前回の「10数える」位の落ち着きが必要だったかも。それでも2位は立派なものです。この成績と高校生の頑張りが今後に繋がることを期待し、拍手喝さいの地元です。

 いよいよ今日からは39道府県の農家が競い合う審査が始まります。それぞれが代表の意地をかけた争いになるでしょうし、宮崎県は「3連覇」の夢があります。連覇実現の応援に、そして地元代表「河野久徳さんと『こはる号』」の栄冠を後押しに、応援団と一緒に明日現地に向かいます。

※写真は県代表決定を祝う懸垂幕。これが『優等首席』を祝う幕に!!

9月5日(火) 「10数える」

 宮崎日日新聞の「ことば巡礼」に、次のことばが掲載してありました。『腹が立ったときには口を開くまで10数えよ、非常に腹が立ったときには100まで数えよ』トーマス・ジェファーソン(17431826)アメリカ合衆国第3代大統領。

 まさに今日はそのような場面に直面しました。この言葉を記憶していれば、後々まで尾を引くような気分の悪さは生じなかったはずですが、人間として大成していない自分は10を数えるどころか、すぐに口を開いていました。そして自分の発した言葉は脇に置いて、相手の言葉だけがささくれ立った自分の気持ちに突き刺さった感じでした。

 あいだみつをさんの書にも感覚的に似たようなものがあったような気がします。たしか「身からでたさびと思えば心しずまる。身からでたさびと思えどはらがたつ。どっちもわたし」だったような、間違ってたらごめんなさい。「後悔先に立たず」後で反省する、反省しながらも無性に腹がたつ、まさに格言通り、そしてあいださんの書の通りです。

 幼少の頃から「もう少し気を長く持てれば」と考えていたし、親からも指摘されていましたが、性格を修正できずにこの年齢になってしまいました。次回こそは「10数えてから」言葉を発するつもりです。

※写真は庭の花

9月1日(金) 「季節」

 朝夕の空気から「じっとり感」が抜け、やさしさが混じりはじめたのですごしやすくなりました。行き交う車も10台に1台の割で窓を開けているようなので、昨日・今日とエアコンのスイッチを切り、ウィンドウフルオープンでの運転です。窓からはいる風にも、少し秋の気配が交じっています。

 今朝のラジオから流れた読者の便りは、メールの文章が「熱中症に気をつけて」から「風邪に注意して」に変わったと、こちらも季節の変わり目を感じる内容でした。そして9月になったことを最も強く感じたのが、小学生の通学でした。2学期が始まり、集団登校の列も元気よく、時にはふざけている子もおり、夏休み前より通学の時間がすこし早くなったような気もしました。

 確実に早くなったのは日の入りで、夏至の頃と比較すると50分ほど早くなり、一方日の出は40分ほど遅くなっています。都合1時間半ほど昼が短くなっています。そして今月下旬の彼岸の頃には、日の出が6時頃、日の入りは18時頃で昼と夜がちょうど半分ずつの季節を迎えます。その頃には露地園芸も施設園芸も収穫や植え付けでてんてこ舞い、彼岸どころか農家は猫の手も借りたい時期となります。

 昨今は四季の区別がつきにくく、昨年も長い夏の後に秋を感じないまま冬を迎えたように記憶しています。そうなると作物の成長にも異変をきたしますので、栽培管理が困難になります。順調な季節の移り変わりとなり、大きな災害のない秋を迎えることができるよう願っています。

※写真はJAの花壇